しし‐がり【猪狩(り)/鹿狩(り)/獣狩(り)】
山野に入り猪(いのしし)・鹿(しか)などの獣を狩ること。
獣(しし)食(く)った報(むく)い
よい思いをした埋め合わせに、当然受けなければならない悪い報い。また、悪事を犯したために、当然身に受ける報い。 [補説]「獣」は、「猪」「鹿」と書くこともあるが、「獅子」と書くのは誤り。
しし‐じもの【猪じもの/鹿じもの】
《「じもの」は接尾語》(副詞的に用いて)猪(いのしし)や鹿(しか)のように。「—い這(は)ひ伏しつつぬばたまの夕(ゆうへ)に至れば」〈万・一九九〉
しし‐だ【猪田/鹿田】
猪(いのしし)・鹿(しか)などが出て荒らす田。「魂(たま)合へば相寝るものを小山田の—守(も)るごと母し守らすも」〈万・三〇〇〇〉
しし‐の‐つの【鹿の角】
鹿(しか)の角。また、特に、鹿の角を材料とするところから、ばくち用のさいころ。「鹿の角を揉(も)む」の形で、ばくちに興じる意に用いる。「この間は—を揉み損なうて、太郎冠者まで取られてござる」〈虎...
鹿(しし)の角(つの)を蜂(はち)が刺(さ)す
「鹿(しか)の角を蜂が刺す」に同じ。
しし‐ふせぎ【猪防ぎ/鹿防ぎ】
猪(いのしし)・鹿(しか)などが田畑を荒らすのを防ぐこと。また、そのための設備。
しし‐ぶえ【鹿笛】
「しかぶえ」に同じ。《季 秋》
しし‐みち【猪道/鹿道】
猪(いのしし)や鹿(しか)などの獣類が行き来する道。けものみち。《季 秋》
しし‐や【猟矢/鹿矢】
狩猟用の矢。野矢(のや)。さつや。「—を打ちつがひ、よっぴいて放つ」〈曽我・八〉