うっか‐と
[副]《「うかと」の促音添加》ぼんやりと。ぼうっと。「—なって、むさとわづらうて気を悪がるほどに」〈虎明狂・梟〉
うっそり
[副]心を奪われてぼうっとしているさま。「凩(こがらし)の吹く世の中を忘れたように、—として歩いて行く」〈芥川・枯野抄〉
[名・形動]《近世語》ぼんやりしていること。うっかりしていること。ま...
うっとり
[副](スル) 1 美しいものなどに心を奪われて、ぼうっとしているさま。また、気抜けしたさま。「音楽に—と聞きほれる」「—(と)したまなざし」「好い加減に頭が疲れて、皆—した心持になって黙って了...
おぼろ‐おぼろ【朧朧】
[副]ぼうっとかすんでいるさま。ぼんやり。「過ぎ去ッた事は山媛(やまひめ)の霞に籠(こも)ッて—、とんと判らぬ事而已(のみ)」〈二葉亭・浮雲〉
こつ【惚】
[人名用漢字] [音]コツ(漢) [訓]ほれる 心がぼうっとする。ぼんやりする。「恍惚(こうこつ)」 [難読]自惚(うぬぼ)れ・惚気(のろけ)
ちゅうい‐しょうがい【注意障害】
高次脳機能障害の一つ。事故や疾病で脳に損傷を受けた場合などに起こる。注意力が低下し、ぼうっとしている、あくびが多い、呼びかけにすぐに応答できない、物事に集中できずすぐに飽きてしまう、二つのことを...
つっ‐た・つ【突っ立つ】
[動タ五(四)]《「つきたつ」の音変化》 1 まっすぐに立つ。勢いよく立つ。「天を摩するがごとく—・つ建物」 2 立ったまま何もしないでいる。ぼんやりと立つ。「ぼうっと—・っていないで手伝えよ...
のぼ・せる【逆上せる】
[動サ下一][文]のぼ・す[サ下二] 1 血が頭へのぼって、ぼうっとなる。上気する。「長湯で—・せる」「暑さで—・せる」 2 興奮して理性を失う。血迷う。逆上する。「—・せて前後の見境がなくなる...
はおり‐おとし【羽織落(と)し】
歌舞伎で、色男役がぼうっと魂が抜けたようになり、着ている羽織がいつのまにか脱げ落ちてしまう所作。
ほけほけ・し【惚け惚けし】
[形シク] 1 ひどくぼけている。「今はいと—・しうなり給ひたる人ばかりを頼みにてや」〈狭衣・三〉 2 何かに心を奪われぼんやりしている。ぼうっとしている。「—・しうて、つくづくと伏し悩み給ふを...