《Kölner Dom》ドイツ西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市、ケルンにあるゴシック様式の大聖堂。正式名称はザンクト‐ペーター‐ウント‐マリア大聖堂。1248年に起工、1322年に献堂。その後も度重なる増改築がなされ、すべてが完成したのは1880年。高さは157メートル。米国のワシントン記念塔が完成する前は世界一高い建造物だった。東方三博士の聖遺物を収めた黄金の箱、シュテファン=ロホナーが描いた祭壇画のほか、ステンドグラスには、バイエルン王ルートウィヒ1世が奉納した「バイエルン窓」とよばれるものや、1990年代に現代美術作家のゲアハルト=リヒターが制作したモザイク風のものがある。1996年、世界遺産(文化遺産)に登録された。