りん‐ぱ【琳派】
江戸時代の絵画の一流派。俵屋宗達・本阿弥光悦を祖として尾形光琳が大成し、酒井抱一などに受け継がれた。鮮麗な色彩や金泥(きんでい)・銀泥を巧みに用いた装飾的な画風を特色とする。宗達光琳派。光琳派。
リンパ【(オランダ)lympha】
リンパ管の中にある透明な淡黄色の弱アルカリ性の液体。組織液が毛細リンパ管から入ったもので、成分は血漿(けっしょう)に類似し、リンパ球を多く含む。リンパ液。 [補説]「淋巴」とも書く。
リンパ‐えき【リンパ液】
⇒リンパ
リンパ‐かん【リンパ管】
リンパが流れる管。毛細リンパ管が集合してから、しだいに合流して太くなり、胸管と右リンパ本幹の2本となって静脈に注ぐ。構造は静脈に似る。
リンパかん‐しゅ【リンパ管腫】
リンパ管が拡張・増殖してできた良性の腫瘍。多くは先天性で、小児の頸部や胸部などに好発する。
リンパ‐がきゅう【リンパ芽球】
リンパ球に分化する前段階の未熟な血液細胞。
リンパ‐きゅう【リンパ球】
白血球の一。骨髄で生成され、リンパ節・胸腺などで分化・成熟・増殖し、免疫を担当する。B細胞(Bリンパ球)・T細胞(Tリンパ球)がある。
リンパ‐けい【リンパ系】
リンパ管およびリンパ節・脾臓(ひぞう)・胸腺などの器官の総称。
リンパけい‐しじょうちゅうしょう【リンパ系糸状虫症】
⇒リンパ系フィラリア症
リンパけい‐フィラリアしょう【リンパ系フィラリア症】
リンパ系組織に寄生する糸状虫による感染症。熱帯および亜熱帯地域に見られる。蚊によって伝染し、リンパ浮腫・陰嚢水腫・象皮病などを起こす。リンパ系糸状虫症。