アウエーク‐サージェリー【awake surgery】
覚醒下手術。脳腫瘍など、脳血管領域の開頭手術において、全身麻酔の状態から覚醒させ、意識のある患者と会話をしたり、手足を動かしてもらったり、あるいは脳表面の電気刺激による応答を確認しながら手術を行...
あげ‐まく【揚(げ)幕】
1 能舞台で、鏡の間と橋懸かりとの境に掛ける幕。 2 歌舞伎で、花道、時には上手(かみて)・下手(しもて)の出入り口に掛ける幕。紺地に劇場の紋を白抜きにする。
アンダー‐スロー
《underhand throwから》野球などで、腕を下からすくい上げるようにして投げる投げ方。下手(したて)投げ。アンダーハンド。⇔オーバースロー。
うわ‐て【上手】
[名] 1 位置・方向が上のほう。うえ。特に、風上・川上などをいう。かみて。「風の—にまわる」⇔下手(しもて)。 2 相撲で、四つに組んで相手の差し手の上から相手のまわしを取ること。また、その...
沖(おき)を越(こ)・える
《海辺の「辺」を「へた」と読むことから「下手」にかけ、海辺の反対の「沖」を上手(じょうず)の意にとって》技芸などがすぐれた境地に達する。沖を漕(こ)ぐ。〈俚言集覧〉
かげ‐うた【陰唄】
歌舞伎で、幕開きのときや役者が出入りするときなどに、舞台下手の黒御簾(くろみす)の内で三味線に合わせてうたう歌。下座唄(げざうた)。
かご‐みみ【籠耳】
《籠に入れた水が編み目から漏れるところから》聞いてもすぐ忘れてしまうこと。「身は聞き下手のしかも—」〈徳和歌後万載集・一一〉
かみ‐しも【上下】
1 かみと、しも。うえの部分と、したの部分。身分の上位と下位、川上と川下、上半身と下半身、舞台の上手と下手、上の句と下の句など。「大井川かはのしがらみ—に千鳥しば鳴く夜ぞふけにける」〈夫木・一七...
かみ‐て【上手】
1 上(かみ)の方。上座に近い方。「—に座る」⇔下手(しもて)。 2 川の上流の方。「—の村」⇔下手(しもて)。 3 舞台の、客席から見て右の方。⇔下手(しもて)。
から
[副](あとに否定的な表現を伴って用いる)まったく。まるっきり。「—意気地がない」「—役に立たない」 [接頭]名詞や形容動詞に付く。 1 まるっきり、まったく、の意を表す。「からっ」となるこ...