かん【肝】
[常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]きも 〈カン〉 1 五臓の一。きも。「肝臓・肝油・肝硬変」 2 精神の働きの場としてのきも。「肝胆・肝銘/心肝・肺肝」 3 大切なところ。かなめ。「...
きも【肝/胆】
1 内臓の主要部分。特に、肝臓。「鳥の—」 2 内臓の総称。五臓六腑(ろっぷ)。 3 胆力。気力。精神力。「—の太い人」 4 物事の重要な点。急所。「話の—」 5 思慮。くふう。「あまりに—過ぎ...
ご【五】
[音]ゴ(呉)(漢) [訓]いつ いつつ [学習漢字]1年 〈ゴ〉 1 数の名。いつつ。「五穀・五色・五臓・五輪」 2 五番目。「五更」 〈いつ〉「五日」 [名のり]い・いず・かず・ゆき [...
ご‐き【五気】
1 五臓から出る5種の気。心気・肝気・脾気・肺気・腎気。 2 木火土金水の五行(ごぎょう)の気。また、中央と東西南北の五方の気。 3 天地の5種の気。寒・暑・燥・湿・風。 4 5種の感情。喜・怒...
ごぞう‐ろっぷ【五臓六腑】
1 五臓と六腑。五臓は心臓・肝臓・肺臓・脾(ひ)臓・腎(じん)臓。六腑は大腸・小腸・胃・胆・膀胱(ぼうこう)・三焦。 2 体内。腹の中。心中。「—が煮え返る」「—にしみわたる」
ご‐だい【五内】
「五臓」に同じ。
しみ‐わた・る【染(み)渡る/沁み渡る】
[動ラ五(四)]隅々までしみとおる。まんべんなくしみる。「酒が五臓六腑(ごぞうろっぷ)に—・る」
しん【心】
[音]シン(呉)(漢) [訓]こころ [学習漢字]2年 〈シン〉 1 五臓の一。心臓。「心悸・心筋・心室/腹心・狭心症」 2 こころ。精神。「心境・心魂・心情・心身・心配・心理/安心・一心・改...
じん【腎】
[常用漢字] [音]ジン(呉) 1 五臓の一。腎臓。「腎盂(じんう)・腎炎・腎虚/副腎」 2 大切な所。かなめ。「肝腎」
背(せ)に腹(はら)はかえられない
《五臓六腑(ろっぷ)のおさまる腹は、背と交換できないの意》さし迫った苦痛を回避するためには、ほかのことを犠牲にしてもしかたない。 [補説]「背を腹にはかえられない」とするのは誤り。