こ‐たい【個体】
1 哲学で、それ以上質的に分割されない統一体で、分割されればそのものの固有性が失われてしまう存在。個物。 2 生存に必要十分な機能と構造をもつ、独立した1個の生物体。→群体
こたい‐がいねん【個体概念】
⇒単独概念
こたい‐ぐん【個体群】
一定の時間と空間内に生活する生物個体の集まり。同種のものについていうが、広義には異種の集まりにもいう。
こたいぐん‐せいたいがく【個体群生態学】
生物の個体群の動態を、個体間の相互作用と環境との関係から説明しようとする学問。
こたい‐さ【個体差】
同一種の生物の、個体間にみられる差異。
こたいしきべつ‐じょうほう【個体識別情報】
⇒個体識別番号
こたいしきべつ‐ばんごう【個体識別番号】
1 携帯電話などでウェブサイトにアクセスするとき、ウェブサーバーに送信される契約者の識別番号。ウェブ上の各種サービスやアプリケーションなどを再度利用する際、この識別番号によって認証され、ログイン...
こたい‐しゅぎ【個体主義】
世界は個体からなり、それらだけが真実在であって、普遍的なものは第二義的、非本質的なものにすぎないとする立場。個体を個々人ととれば、個人主義を意味する。
こたい‐はっせい【個体発生】
生物の個体が有性的には受精卵または単為生殖卵から、無性的には芽や胞子から、完熟した成体になるまでの過程。→系統発生
こたい‐へんい【個体変異】
同一種の生物の中で、遺伝子や染色体に関係なく、環境の影響によって生じた個体の形質の変異。環境変異。彷徨(ほうこう)変異。