市場での自由な競争に任せておけば、価格・生産ともに適切に調節され、ひいては生活全体も向上するという考え方。政府による市場への介入や規制などの極小化を主張する。→自由市場 →新自由主義 →マネタリズム →レーガノミクス →サッチャリズム →レッセフェール
[補説]米国の経済学者
ミルトン=フリードマンが
提唱し、
米国の
レーガン政権、
英国の
サッチャー政権の経済政策に大きな
影響を与えた。日本でも
中曽根・
橋本・
小泉政権などがこれに基づいて規制緩和や構造改革などを
推進。バブル崩壊後の景気回復など一定の
成果を挙げたが、一方、
格差社会の深刻化や2008年の世界金融危機への
影響も論じられている。