たいら【平ら】
[形動][文][ナリ] 1 高低や起伏のないさま。でこぼこでないさま。「—な地形」「運動場を—にならす」 2 おだやかで安定しているさま。「心を—にする」「世が—に治まる」 3 (多く「おたい...
たいら‐いちめん【平ら一面】
一様に広く行き渡っていること。ひらいちめん。「潮煮(うしほに)で飯を食ふ下戸(げこ)と、唐茄子(たうなす)のあべ川を食ふ上戸は、—の押し物だ」〈滑・浮世風呂・四〉
たいら‐か【平らか】
[形動][文][ナリ] 1 高低や起伏がないさま。たいらなさま。「—な道」 2 落ち着いていて静かなさま。「波—な湾内」「天下を—にする」 3 心が穏やかなさま。「心中—でない」「苦のなさそうな...
たいらぎ【平らぎ】
仲直りすること。また、平和になること。和睦(わぼく)。「この—の覚束なかるべきを告げしに」〈鴎外訳・即興詩人〉
たいら・ぐ【平らぐ】
[動ガ五(四)] 1 穏やかになる。おさまる。しずまる。「たぎりたる脳の漸く—・ぎて」〈漱石・薤露行〉 2 平らになる。「山の頂の少し—・ぎたるより、煙は立ちのぼる」〈更級〉 3 病気が治る。...
たいら‐け・し【平らけし】
[形ク]平穏である。静かである。「四つの舟(ふね)舟舳(ふなのへ)並べ—・く早渡り来て」〈万・四二六四〉
たいら・げる【平らげる】
[動ガ下一][文]たひら・ぐ[ガ下二] 1 反抗する者や敵を討ち、世をしずめる。平定する。「賊を—・げる」 2 すっかり食べてしまう。「二人前の料理を—・げる」 3 高低をなくす。平らにする。な...
だいら【平ら】
「たい(平)ら」に同じ。「善光寺—」