こう‐せい【後生】
1 あとから生まれてくる人。後世の人。「古人もそうだったし、—もそうでしょう」〈芥川・戯作三昧〉 2 あとから学ぶ人。後輩。後進。
後生(こうせい)畏(おそ)る可(べ)し
《「論語」子罕(しかん)から》後進の者は努力しだいでどれほどの力量を身につけるかわからないので、おそれなければならない。
こうせい‐こうしょう【後生鉱床】
母岩よりあとからできた鉱床。
こうせい‐どうぶつ【後生動物】
原生動物以外のすべての動物の総称。海綿動物・腔腸(こうちょう)動物から脊椎動物にわたる。
ご‐しょう【後生】
1 仏語。 ㋐死後に生まれ変わること。また、死後の世。来世。あの世。→今生(こんじょう) →前生(ぜんしょう) ㋑死後極楽に生まれること。来世の安楽。極楽往生。「—を願う」 2 他に哀願するとき...
ごしょう‐いっしょう【後生一生】
現世・来世を通じてただ1回だけのこと。一生に一度。多く、懇願するときに用いる。「—のお願い」
ごしょうがけ‐おんせん【後生掛温泉】
秋田県鹿角(かづの)市にある温泉。泉質は硫黄泉。八幡平(はちまんたい)温泉郷の一つで、箱蒸し風呂が有名。
ごしょう‐ぎ【後生気】
[名・形動]後生の安楽を願う心。来世の安楽の種になるような功徳(くどく)をしたいと思う気持ち。後生心(ごころ)。また、その心持ちであるさま。「—を起こす」「—なところを頼んで、泊めてもらはしゃれ...
ごしょう‐ぜんしょ【後生善所】
仏語。来世には極楽浄土に生まれるということ。
ごしょう‐だいじ【後生大事】
1 後生の安楽をいちずに願うこと。 2 物事を大切にすること。「師の教えを—に守る」「空箱を—にしまっておく」