あい‐どこ【相床】
一つの部屋に並べて敷かれた床。また、その隣り合わせの床。遊里では間を屏風(びょうぶ)などで仕切る。「足のさはるも互ひに御免と、枕も定めず—をきけば伊賀の上野の米屋」〈浮・一代男・二〉
あそばせ‐ことば【遊ばせ言葉】
「御免あそばせ」「お出かけあそばせ」のように、文末などに「…あそばせ」を用いる女性の言葉遣い。転じて、女性のきわめてていねいな、上品ぶった口のきき方。→遊ばす3
いちじ‐じょう【一字状】
一字御免の旨を記した文書。一字書出(かきだし)。
いちじ‐はいりょう【一字拝領】
⇒一字御免(いちじごめん)
かんじん‐のう【勧進能】
1 勧進2のために公儀の許可を得て興行する能。のちには、それを名目に営利興行した。 2 江戸時代、観世大夫が一代に一度だけ幕府の許可を得て催した特別な興行。一世一代勧進能。一代能。御免能。
き‐ど【木戸/城戸】
1 (木戸)庭などの出入り口に設けた簡単な開き戸。「裏—」 2 (木戸)興行場などの客の出入り口。 3 「木戸銭(せん)」の略。「—御免」 4 城や柵(さく)などの門。 5 江戸時代、市中の要所...
こうむ・る【被る/蒙る】
[動ラ五(四)]《「こうぶる」の音変化》 1 他人から、行為や恩恵などを受ける。いただく。「格別の恩顧を—・る」「ご愛顧を—・る」→御免蒙る 2 災いなどを身に受ける。「損害を—・る」「迷惑を—...
こころ‐ぜき【心急き】
[名・形動]心がせくこと。気ぜわしいこと。また、そのさま。「恐れながら、—にござりますれば、これよりすぐさま、退出の儀御免下されましょう」〈逍遥・沓手鳥孤城落月〉
御免(ごめん)蒙(こうむ)・る
《「御免を蒙る」とも》 1 相手の許しを得る。「ちょっと—・って入らせてもらいます」 2 相手の許しを得て退出する。失礼する。「ひとまず—・って出直してこよう」 3 嫌だと断る。「面倒なことは—・る」
しょうへい‐がわ【正平革】
染め革の一。獅子(しし)・牡丹(ぼたん)・唐草などの文様を配した中に「正平六年六月一日」の文字を染め出した革。征西将軍懐良(かねなが)親王が、正平6年(1351)肥後国八代(やつしろ)の革工に命...