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辞書
[副]
1 残らず。すっかり。全部。
「少しも包み隠さず、—話して了 (しま) って」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
2 まるで。
「白いふんどしで、かごの胴中をくくった所は、—おやしきの葬礼といふものだ」〈滑・膝栗毛・三〉
3 (あとに打消しの語を伴って用いる)全然。まったく。
「—それは武士たるもののしわざならず」〈浄・凱陣八島〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
しっかいじょうぶつ【悉皆成仏】
《「草木国土悉皆成仏」の略》万物ことごとく成仏するということ。
しっかいや【悉皆屋】
江戸時代、大坂で染め物・洗い張りなどの注文を取り、京都の専門店に取り次ぐことを業とした者。転じて、染め物や洗い張りを職業とする人。
出典:青空文庫
・・・『取彼乳糜如意飽食、悉皆浄尽。』――仏本行経七巻の中にも、あれほ・・・ 芥川竜之介「俊寛」
・・・たという調子で「あア悉皆内へ入ちゃったよ。外へ置くとどうも物騒だ・・・ 国木田独歩「竹の木戸」
・・・え文句も口癖に覚えて悉皆暗誦して仕舞って居るものですから、本は初・・・ 幸田露伴「少年時代」
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執蓋
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