えら・ぶ【選ぶ/択ぶ】
[動バ五(四)] 1 多くの中から目的や基準にかなうものを取り出す。選択する。よる。えらむ。「贈り物を—・ぶ」「すぐれた作品を—・ぶ」「フォアボールを—・ぶ」 2 抜き出してその職に任ずる。選び...
えり‐ぜに【撰り銭】
貨幣授受にあたり、受ける者が良銭を選び取ること。特に、私鋳銭の横行した室町時代に多い。幕府は、貨幣の流通を妨げるものとして、しばしば特定の悪銭以外は撰り銭を禁止した。せんせん。えりせん。
せん【撰】
詩歌・文章を選び抜いて書物にまとめること。「太安万侶の—」
せん【撰】
[人名用漢字] [音]セン(呉)(漢) [訓]えらぶ 1 詩や文章を作る。書物を著す。「撰述」 2 詩文を選び編集する。「撰集/官撰・私撰・自撰・勅撰」 3 多くの中からよりすぐる。「新撰・精撰...
せん‐か【選歌/撰歌】
すぐれた歌を選び出すこと。また、選び出された歌。
せん‐しゅう【撰修】
[名](スル)書物を著すこと。また、編集すること。「史書を—する」
せん‐しゅう【撰集】
《古くは「せんじゅう」》多くの人の詩歌などからすぐれた作品を選んで編集すること。また、その書物。
せん‐しん【撰進/選進】
[名](スル)詩歌・書物を編集して天皇などに奉ること。「和歌集を—する」
せん‐じゃ【撰者】
1 作品を選び集めて歌集・句集などを編集する人。編者。「古今集の—」 2 書物や文章を撰述した人。古い文献についていう。著者。
せんじゅうしょう【撰集抄】
鎌倉時代の仏教説話集。9巻。西行述作と伝えられてきたが、著者未詳。文永年間(1264〜1275)ごろまでに成立。神仏の霊験、高僧の法徳・発心談など百余話を収める。