がち【月】
1 《謡曲「松風」の「月は一つ、影は二つ、三つ(満つ)汐(しほ)の」からという》江戸時代、上方の遊里で、揚げ代1匁の下級女郎のこと。汐(3匁)・影(2匁)の下位。 2 《「がんち(頑痴)」の音変...
がち‐ぎょうじ【月行事/月行司】
1 中世から近世、毎月交替で町内または商工業の組合の事務を処理した当番。つきぎょうじ。 2 近世、遊郭で毎月交替する楼主の総代。「—から札取らねば、大門が出られませぬ」〈浄・冥途の飛脚〉
がち‐りん【月輪】
1 《輪のように円いところから》月。がつりん。げつりん。 2 「月輪観(がちりんかん)」の略。
がつ‐りん【月輪】
⇒がちりん(月輪)
がちりん‐かん【月輪観】
密教で行う観法で、心を月輪のごとく清浄・完全であると観ずるもの。
がっ‐き【月忌】
毎月の、故人の命日にあたる日。また、その日に行う法事。
がっ‐くう【月宮】
⇒月宮殿(げっきゅうでん)
がっくう‐てんし【月宮天子】
⇒月天子(がってんし)
がっこう【月光】
「月光菩薩(がっこうぼさつ)」の略。
がっこう‐でん【月光殿】
⇒月宮殿(げっきゅうでん)