[形][文]ありがた・し[ク]《あることがむずかしい、の意から》
  1. 人の好意などに対して、めったにないことと感謝するさま。「—・い助言」「—・く頂戴する」

  1. 都合よく事が進んでうれしく思うさま。「—・いことに雨がやんだ」「社にとっては—・くない状況だ」

  1. またとないくらい尊い。もったいない。「—・い仏様」「—・いお言葉」

  1. 存在しがたい。珍しい。めったにない。

    1. 「—・きもの、舅にほめらるる婿」〈・七五〉

  1. むずかしい。困難だ。

    1. 前車の轍 (てつ) を見る事は誠に—・き習ひなりけむかし」〈神皇正統記・後醍醐〉

  1. 世に生きることがむずかしい。生活しにくい。

    1. 「世の中は—・く、むつかしげなるものかな」〈東屋

[派生]ありがたがる[動ラ五]ありがたげ[形動]ありがたさ[名]ありがたみ[名]

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。