あま‐つ‐しるし【天つ印/天つ表】
1 天上界にある、越えてはならない境界線。天の川のこと。「ひさかたの—と水無(みなし)川へだてておきし神代し恨めし」〈万・二〇〇七〉 2 (「天つ璽」と書く)天つ神の子であることを示す品。皇位の...
あま‐つ‐ひつぎ【天つ日嗣】
皇位を継承すること。また、皇位。あまのひつぎ。「天つ神の御子の—知らしめす」〈記・上〉
い【位】
[音]イ(ヰ)(呉)(漢) [訓]くらい [学習漢字]4年 1 その物の置かれた場所や立場。「位相・位置/体位・転位・部位・方位」 2 官職などにおける地位・身分。「位階/栄位・王位・学位・官位...
いたわし・い【労しい】
[形][文]いたは・し[シク]《いたわりたくなる状態である、の意》 1 気の毒で同情しないではいられない。不憫(ふびん)である。「—・い身の上」 2 気苦労である。気づかわしい。「願はくは、大王...
うつほものがたり【宇津保物語】
《「うつぼものがたり」とも》平安中期の物語。20巻。作者未詳。源順(みなもとのしたごう)とする説もある。村上天皇のころから円融天皇のころに成立か。4代にわたる琴(きん)の名人一家の繁栄と、多くの...
おお‐え【大兄】
1 兄弟のうち、年長の者。 2 皇子につける尊称。特に、律令制以前、6、7世紀ごろの皇位継承資格者の称といわれる。 [補説]日本書紀の古訓に、「大兄」を「おひね」とよんだ例がある。
おおみ‐くらい【大御位】
天皇の位。皇位。天位。天祚(てんそ)。
かえり‐てんじょう【還り殿上】
1 「還昇(かんじょう)」に同じ。「—して五位の蔵人になりて」〈承応版狭衣・一〉 2 上皇が再び皇位につくこと。重祚(ちょうそ)。「のちには—して称徳天皇と申しき」〈盛衰記・三〉
くら‐い【位】
《「座(くら)」に「居る」意から》 1 定められた序列の中での位置。地位。 ㋐皇帝・国王などの地位。皇位。王位。帝位。「—に即(つ)く」「—を譲る」 ㋑官職などにおける身分の段階。等級。「三位(...
けい‐とう【継統】
系統をうけつぐこと。特に、皇位をうけつぐこと。「—君主の制に亦其弊あり」〈津田真道訳・泰西国法論〉