出典:gooニュース
老朽管「毎年2.5%ずつ更新しなければ追いつかないのに…」ゆがんだ国策のツケを払わされる人々は今
東洋大の根本祐二教授(公共政策)は「耐用年数が40年の水道は毎年2.5%ずつ更新しなければ追いつかないのに、実績は1%未満で年々老朽管が増えていく状況だ。下水道はやや新しいが、導入が早かった大都市圏では老朽化が進行している」と現状を説明する。「現場の技術者は老朽化を認識していても財源がない。
[社説]インフラ老朽化 点検急ぎ計画的更新を
陥没を引き起こした下水道管は1983年の供用開始から40年以上がたち、老朽化が進んでいた。 下水道管の老朽化は全国的な問題だ。 国土交通省によると、全国にある下水道の総延長約49万キロのうち50年の標準耐用年数を超えた管路は約3万キロ。20年後には約20万キロに急増する見通しだ。下水道が原因の道路陥没は2022年度に約2600件発生している。
老朽化マンションの管理不全防げ 「築40年物件」10年後に倍増、政府は対策急ぐ
高度成長期以降に全国で相次いで建設されたマンションが、建物の老朽化と住人の高齢化という「2つの老い」に直面している。築40年以上のマンションは今後10年間で倍増する見通し。政府が7日開いた有識者会議では、修繕しやすいようルールを変更し、自治体の指導権限も強めるなどマンション再生を促す案が議論された。政府は今国会にマンション管理適正化法の改正法など関連法案を提出し、対策を急ぐ。
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