かい‐ちょう【快暢】
[名・形動]調子がよく、のびのびしていること。また、そのさま。「どんなに—な脳髄の人でも」〈漱石・文学評論〉
かん‐のう【肝脳】
肝臓と脳髄。また、肉体と精神。
しん‐しょ【心緒】
思いのはし。心の動き。しんちょ。「君の—と自分の—とが一つの脳髄の作用のように理解し合って」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉
ずい【髄〔髓〕】
[常用漢字] [音]ズイ(慣) 1 骨の中心の軟らかい部分。「髄液/骨髄」 2 中枢神経組織。「髄膜/脊髄(せきずい)・脳髄」 3 物事の中心。「心髄・神髄・精髄」 [名のり]すね・なか
ずい‐のう【髄脳】
1 骨髄と脳。 2 脳髄。 3 脊椎動物の胚(はい)における脳胞の一。のちに延髄に分化し、後方で脊髄に続く。末脳。 4 最も重要な部分。奥義(おうぎ)。心髄。「感慨ある歌の一句を以て—とせる新句...
ず‐のう【頭脳】
1 脳。脳髄。あたま。 2 あたまの働き。知力。「—のすぐれている人」「—明晰(めいせき)」「—集団」 3 ある集団を代表する、すぐれた働きをする人。「我が社の—ともいうべき人物」 4 特にすぐ...
だい‐のう【大脳】
脳の主要部分。左右の大脳半球とそれを結ぶ脳梁(のうりょう)があり、半球の表面には多数のしわやひだがある。表層は大脳皮質で覆われ、神経線維が多く通っている内部は白質(大脳髄質)と呼ばれる。
とう‐がい【頭蓋】
脊椎動物の頭部の骨格。脳髄を収容している脳頭蓋(神経頭蓋)と、顔面を形成している顔面頭蓋(内臓頭蓋)とに分けられる。ずがい。
なずき【脳/髄】
1 脳・脳髄・脳蓋骨(のうがいこつ)などの古名。「独鈷(とっこ)をもって—をつきくだき」〈平家・八〉 2 頭。「見る人の—も痛む雨夜かな」〈毛吹草・六〉
のう【脳】
1 動物の神経系で、神経細胞が集合し、神経活動の中枢をなす部分。無脊椎動物では一般に頭部にある神経節をさす。脊椎動物では頭蓋(とうがい)内にあって脳膜に包まれ、脊髄の前方に連なり、前脳・中脳・菱...