あら‐の【荒野/曠野】
荒れ果てている野。人けもなくて寂しい野原。あれの。 [補説]書名別項。→阿羅野
いのうえ‐あれの【井上荒野】
[1961〜 ]小説家。東京の生まれ。光晴の長女。「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞受賞。「切羽(きりは)へ」で直木賞受賞。他に「グラジオラスの耳」「ひどい感じ 父・井上光晴」など。
こう‐や【荒野】
1 あれはてた野原。あれの。あらの。 2 開発されていない土地。平安末から中世にかけて開墾・開発が奨励され、その開発地の、租税・雑役は免除された。
すが‐の‐あらの【須賀の荒野】
長野県にあった荒野。位置は諸説あるが未詳。[歌枕]「信濃なる—にほととぎす鳴く声聞けば時過ぎにけり」〈万・三三五二〉