出典:gooニュース
「物言う株主」に〝勝利〟の小林製薬経営陣 提案否決はお墨付きにあらず 統制改善道半ば
小林製薬側は「診断書やカルテをご提供いただき、必要に応じて専門医の意見も聞いて確認している」と回答し、死亡との因果関係は証明されていないとの立場を崩さなかった。一連の問題で小林製薬は昨年1月に医師から健康被害の報告を受けながら2カ月間公表せず、6月には関連を調べている死亡事例の厚生労働省への報告漏れも発覚した。
小林製薬臨時株主総会で香港投資ファンド提案“紅麹サプリ問題”再調査案を否決「再び大規模な調査…補償などに影響出る」
小林製薬では19日、臨時株主総会が開かれ、約10%の株式を保有する香港の投資ファンド・「オアシス・マネジメント」が「真に独立した調査が必要」などとして、紅麹サプリ問題の再調査と社外取締役の選任を提案しました。一方、小林製薬は「再び大規模な調査をすれば補償などに影響が出る」として提案に反対し、株主総会でいずれも否決されました。
小林製薬、信頼回復道半ば
小林製薬〈4967〉の紅麹(べにこうじ)配合サプリメントによる健康被害問題を巡り、香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントが提出した取締役選任案は19日の臨時株主総会で反対多数により否決された。小林製薬は被害者への補償を進めるとともに、企業風土改革にも力を入れるが、昨夏掲げた「創業家依存からの脱却」には疑念の声が根強い。消費者などからの信頼回復は道半ばだ。
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