え‐げん【慧眼】
仏語。五眼(ごげん)の一。二乗(にじょう)の人がもつ、一切の事物を空であると見通す智慧(ちえ)の目。
えん‐けん【遠見】
[名](スル) 1 遠くを見ること。遠望。とおみ。「峠から村落の灯を—する」「かの滋藤(しげふぢ)漫々たる海上を—して」〈平家・五〉 2 将来のことを見通すこと。「大利の基いをひらくの理だから、...
御釈迦様(おしゃかさま)でも気(き)がつくまい
《過去・現在・未来を見通すお釈迦様でも知らないの意から》だれも気がつかないだろう。御釈迦様でも御存じあるまい。
おてんと‐さま【御天道様】
《「おてんとうさま」とも》 1 太陽を敬い親しんでいう語。 2 天地をつかさどり、すべてを見通す超自然の存在。「悪いことをすれば—に筒抜けだ」「—に恥じない行動」
がん‐こう【眼光】
1 物をじっと見つめるときなどの、目の光。目の輝き。「—鋭く人を射すくめる」 2 物事の真意を見通す力。観察力。眼力(がんりき)。
がん‐こう【眼孔】
1 眼球の入っている穴。眼窩(がんか)。 2 見識の広さ。物事を見通す能力。「—大なる人」
眼光(がんこう)紙背(しはい)に徹(てっ)す
《紙の裏まで見通す意から》書物の字句の背後にある深い意味をも読みとる。
げん‐かん【玄鑒】
1 先のことを見通す心の働き。 2 神仏が、人の行動を照らし見ていること。「海内の吉凶その—に依らずと云ふ事なし」〈太平記・一八〉
こう‐しょ【高所】
1 高い場所。「—から地形を俯瞰(ふかん)する」 2 高い立場。高い見地。「—から大局を見通す」「大所—」
先(さき)が見(み)・える
1 将来の状況の予想がつく。「どうせ—・えている人生だ」 2 将来を見通すことができる。「株式相場の—・えない」