おもいで【思ひ出】
北原白秋の叙情小曲集。明治44年(1911)刊。フランス印象派の影響を受けた作品群により注目を浴び、詩壇での地位を確立した。
くじゃくぶね【孔雀船】
伊良子清白の詩集。明治39年(1906)刊行。約200編の中から自身が厳選した18編が収録されており、明治詩壇の代表作の一つとされる。
し‐かい【詩界】
詩人の社会。詩壇。
せいさんりょうはり【聖三稜玻璃】
山村暮鳥の第2詩集。大正4年(1915)刊行。斬新な内容や詩形で詩壇に論争を巻き起こした。
だん【壇】
[常用漢字] [音]ダン(呉) タン(漢) 〈ダン〉 1 土を小高く盛り、上を平らにした所。「花壇・祭壇」 2 他より一段高くした設備。「壇上/演壇・教壇・降壇・登壇・仏壇」 3 学芸の専門家...
みんしゅう‐げいじゅつ【民衆芸術】
民衆が作り出す、また、民衆のための芸術。日本では大正中期、大杉栄らによって論じられ、詩壇では白鳥省吾らの民衆詩派が台頭、プロレタリア文学の先駆となった。
わかなしゅう【若菜集】
島崎藤村の第1詩集。明治30年(1897)刊。浪漫的詩情に満ちた文語定型詩51編を収め、日本の近代詩壇に新生面を開く。