あこがれ
石川啄木の第1詩集。明治38年(1905)、小田島書房より刊行。上田敏が序詩を寄せ、与謝野鉄幹が跋文(ばつぶん)を書いた。
あと‐がき【後書(き)】
手紙や文章・著書などの終わりに書き添える言葉。跋(ばつ)。⇔端(はし)書き/前書き。
いさなとりえことば【勇魚取絵詞】
江戸後期の書。国学者小山田与清(おやまだともきよ)による文政12年(1829)の跋(ばつ)があるが、著者未詳。天保3年(1832)刊。肥前国松浦郡生月(いきつき)島の益富又左衛門正弘の捕鯨と鯨処...
うつ‐はぎ【全剝ぎ】
《「うつ」は全く、すっかりの意》そっくりはぎ取ること。まるはぎ。「—に剝(は)ぎとられ、裸兎(はだかうさぎ)の」〈根無草・後・跋〉
えん【燕】
中国、春秋戦国時代の国。戦国七雄の一。周の武王の弟、召公奭(しょうこうせき)を祖とし、薊(けい)(北京付近)に都して、現在の河北・遼寧省と朝鮮半島北部を領有。前222年、秦(しん)に滅ぼされた...
かこげんざいいんがきょう【過去現在因果経】
仏伝を述べた経典。4巻。宋に渡ったインド僧求那跋陀羅(ぐなばつだら)が444〜453年ごろ漢訳。釈迦(しゃか)の自伝の形式で、過去世に善慧仙人として生まれ、普光如来に師事して成仏の予言を受け、そ...
ぎ【魏】
古代中国の国名。 戦国七雄の一。晋の六卿の一として勢力を拡大、韓氏・趙氏とともに晋を滅ぼし、その領土を3分。前403年、文侯のとき周の諸侯に列せられ、現在の山西省南部から河南省北部を領有。都は...
口(くち)を衝(つ)いて◦出(で)る
《蘇軾「跋欧陽公書」から》次から次へと自然に言葉が口に出る。「日ごろの鬱憤(うっぷん)が—◦出る」
けごん‐きょう【華厳経】
大乗経典。華厳宗の根本聖典。漢訳には東晋の仏駄跋陀羅(ぶっだばっだら)訳の60巻本、唐の実叉難陀(じっしゃなんだ)訳の80巻本、唐の般若(はんにゃ)訳の40巻本の3種がある。釈迦が成道(じょうど...
こう‐えん【後燕】
中国五胡十六国の一。384年、鮮卑(せんぴ)族の慕容垂(ぼようすい)が建国。都は中山(河北省)。409年、北燕の馮跋(ふうばつ)に滅ぼされた。ごえん。