きん‐ぞく【金属】
一般に、金属光沢をもち、熱や電気をよく伝え、強度が大きくて折れにくく、展性・延性をもち、常温で固体の物質の総称。重金属と軽金属、貴金属と卑金属、遷移金属と非遷移金属などに分類される。
きんぞく‐アルコキシド【金属アルコキシド】
⇒アルコキシド
きんぞく‐アレルギー【金属アレルギー】
金属製アクセサリーや、歯科治療で詰め物として用いた金属などが汗や体液で溶けて体内に入り、病的な抗原抗体反応を起こして皮膚炎や慢性的な口内炎などの症状を呈するもの。ニッケル・コバルト・クロムはアレ...
きんぞく‐イオン【金属イオン】
金属の原子から生じるイオン。すべて陽イオンになる。
きんぞく‐えん【金属塩】
酸の水素原子を金属イオンと置換した化合物の総称。塩酸HCl、硫酸H2SO4の水素原子をナトリウムイオン、銅イオンに置き換えたものは、それぞれ塩化ナトリウムNaCl、硫酸銅CuSO4などの金属塩となる。
きんぞく‐おん【金属音】
金属を硬い物でたたいたり、こすったりしたときに発生する、甲高くて頭にひびく感じの音。「ジェット機が—を発して飛び立つ」
きんぞく‐おんどけい【金属温度計】
熱膨張率の異なる金属の薄片を重ね合わせて螺旋(らせん)状に曲げ、温度の変化によって指針が動くようにした温度計。バイメタル温度計。
きんぞく‐かい【金属灰】
金属を焼いてできる灰。多くは金属の酸化物。
きんぞくか‐かみコンデンサー【金属化紙コンデンサー】
⇒MPコンデンサー
きんぞく‐かじょうせい【金属過剰星】
大気の化学組成から、標準的な恒星より金属量が多い恒星。標準的な金属量の星の集団としてヒアデス星団をとり、それより水素に対する重元素の比率が大きい星をさす。