ユクスキュル【Jakob Johann Uexküll】
[1864〜1944]ドイツの理論生物学者。人間中心の見方を排し、動物には生活主体として知覚し働きかける固有の環境、環世界があると説き、行動生物学への道を開いた。
ユトリロ【Maurice Utrillo】
[1883〜1955]フランスの画家。独学で、哀感に満ちたパリの下町を描いた。
ゆめの‐きゅうさく【夢野久作】
[1889〜1936]小説家。福岡の生まれ。本名、杉山泰道。怪奇・幻想の世界を描いた。作「瓶詰地獄」「ドグラ‐マグラ」など。
ゆめまくら‐ばく【夢枕獏】
[1951〜 ]小説家。神奈川の生まれ。本名、米山峰夫。伝奇小説「魔獣狩り」に始まるサイコダイバーシリーズでベストセラー作家となる。他に「上弦の月を喰べる獅子」「神々の山嶺(いただき)」、「陰陽...
ヨアキム‐デ‐フローリス【Joachim de Floris】
[1135ころ〜1202]イタリアの神秘思想家。シトー会修道士。世界の歴史を父・子・聖霊に対応する三つに区分、1260年に第三期が始まるとする千年王国思想を説いた。
よう‐けい【楊炯】
[650?〜695?]中国、初唐期の詩人。華陰(陝西(せんせい)省)の人。官は盈川(えいせん)の令に至ったので、楊盈川とも称された。初唐四傑の一人。文辞典麗で、特に五言律詩にすぐれていた。
よう‐けん【楊堅】
[541〜604]中国、隋の初代皇帝。在位581〜604。諡(おくりな)は文帝。廟号(びょうごう)は高祖。北周の静帝の禅譲をうけて帝位につき、突厥(とっけつ)・陳を滅ぼして天下を統一。官制・兵制...
よさの‐あきこ【与謝野晶子】
[1878〜1942]歌人。堺の生まれ。旧姓、鳳(ほう)。鉄幹の妻。新詩社を代表する歌人として雑誌「明星」で活躍、明治浪漫主義に新時代を開いた。歌集「みだれ髪」「小扇」「舞姫」「恋衣」(共著)、...
よしい‐いさむ【吉井勇】
[1886〜1960]歌人・劇作家。東京の生まれ。「明星」「スバル」によって相聞歌などを発表、また、芸人の世界を描いた独自の市井(しせい)劇で知られる。歌集「酒ほがひ」「祇園歌集」「人間経」、戯...
よしお‐こうぎゅう【吉雄耕牛】
[1724〜1800]江戸中期の蘭学者・蘭方医。長崎の人。名は永章。通称、幸左衛門・幸作。耕牛は号。オランダ通詞のかたわら、蘭方医学を学び吉雄流の開祖となる。前野良沢・杉田玄白らを指導。「解体新...