さくらだ‐つねひさ【桜田常久】
[1897〜1980]小説家。大阪の生まれ。「平賀源内」で芥川賞受賞。他に「探求者」、伝記小説「安藤昌益(しょうえき)」「画狂人北斎(ほくさい)」など。
さとう‐なおかた【佐藤直方】
[1650〜1719]江戸中期の儒学者。備後の人。山崎闇斎(やまざきあんさい)に師事。崎門三傑の一人と称されたが、朱子学の純一性を主張し、垂加神道を唱えた師のもとを去った。著「四書便講」など。
さんげ‐だいし【山家大師】
最澄(さいちょう)の異称。
シドッチ【Giovanni Battista Sidotti】
[1668〜1715]イタリアのイエズス会士。宝永5年(1708)布教のため来日。捕らえられて江戸に送られ、新井白石の尋問を受けた。白石の「采覧異言(さいらんいげん)」「西洋紀聞」はこの尋問をも...
シニャフスキー【Andrey Donatovich Sinyavskiy】
[1925〜1997]ソ連・ロシアソ連の小説家・批評家。アブラム=テルツの筆名によりフランスで評論「社会主義リアリズムとは何か」などの作品を発表、反ソビエト運動を扇動したとして懲役刑を受けた。1...
しのだ‐せつこ【篠田節子】
[1955〜 ]小説家。東京の生まれ。恋愛もの、ホラー、ミステリー、SFなどのジャンルを超えた多彩なストーリー展開で、幅広い読者層を獲得する。「女たちのジハード」で直木賞受賞。他に「絹の変容」「...
しぶえ‐ちゅうさい【渋江抽斎】
[1805〜1858]江戸後期の医者・儒者。江戸の人。名は全善。弘前藩医。医学を伊沢蘭軒、儒学を狩谷棭斎(かりやえきさい)らに学んだ。著「経籍訪古志」など。 森鴎外の史伝小説。大正5年(19...
シャイデマン【Philipp Scheidemann】
[1865〜1939]ドイツの政治家。社会民主党に所属。ドイツ革命に際して共和制の成立を宣言。共和国初代首相となったが、ベルサイユ条約に反対して辞職。ナチス政権成立で亡命。
しゃらく【写楽】
⇒東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)
しゅうあ【周阿】
[?〜1377ころ]南北朝時代の連歌師。二条良基・救済(ぐさい)とともに連歌の三賢人の一人。歌論書「知連抄」など。