さかのうえ‐の‐たむらまろ【坂上田村麻呂】
[758〜811]平安初期の武将。延暦13年(794)蝦夷(えぞ)を征討し、同16年征夷大将軍となった。その後、胆沢城(いさわじょう)を造営し、蝦夷地平定に功を残した。京都の清水寺の創建者と伝え...
さかのうえ‐の‐もちき【坂上望城】
[?〜975?]平安中期の歌人。是則の子。梨壺(なしつぼ)の五人の一人として万葉集の訓釈、後撰集の撰進にあたった。
さかもと‐かじま【坂本嘉治馬】
[1866〜1938]出版実業家。高知の生まれ。小野梓(おのあずさ)に師事し、明治19年(1886)東京神田に冨山房を創立。辞典・学術書・教科書などを刊行した。
さかもと‐きゅう【坂本九】
[1941〜1985]歌手。神奈川の生まれ。本名、大島九(ひさし)。バンド活動を経てソロ歌手に転身。「九ちゃん」の愛称で親しまれ、人気歌手として活躍した。代表曲「上を向いて歩こう」「見上げてごら...
さかもと‐しほうだ【坂本四方太】
[1873〜1917]俳人。鳥取の生まれ。本名、四方太(よもた)。正岡子規に師事、「ホトトギス」に写生文を連載。著「寒玉集」など。
さかもと‐じゅんじ【阪本順治】
[1958〜 ]映画監督。大阪の生まれ。ボクシング映画「どついたるねん」で監督デビュー。男の生き方を描いた作品を多く手がける。作品は「ビリケン」「傷だらけの天使」「亡国のイージス」など。
さかもと‐たろう【坂本太郎】
[1901〜1987]国史学者。静岡の生まれ。東大・国学院大教授。日本の古代史を専攻、制度史研究に業績を残した。文化勲章受章。著「大化改新の研究」「日本古代史の基礎的研究」など。
さかもと‐てんざん【坂本天山】
[1745〜1803]江戸中期の砲術家。本名は俊豈(としやす)。信濃高遠(たかとお)藩士。周発台とよばれる砲架を発明して、銃砲戦術論を展開。幕末にヨーロッパの軍隊と互角に戦うことができた唯一の和...
さかもと‐はんじろう【坂本繁二郎】
[1882〜1969]洋画家。福岡の生まれ。二科会の創立に参加。馬・能面などを題材として、微妙な色調のうちに思索的情趣をたたえた作品を制作した。文化勲章受章。
さかもと‐よしかず【坂本義和】
[1927〜2014]政治学者。米国ロサンゼルスの生まれ。東大教授。昭和34年(1959)雑誌「世界」掲載の論文「中立日本の防衛構想」で注目される。一貫して平和主義の立場をとり、国際社会の非軍事...