かみつかさ‐しょうけん【上司小剣】
[1874〜1947]小説家。奈良の生まれ。本名は延貴(のぶたか)。作風は自然主義的傾向から、のちに社会主義的傾向に移った。作「鱧(はも)の皮」「U新聞年代記」など。
しょうけい【祥啓】
室町中期の画僧。字(あざな)は賢江。号、貧楽斎。祥啓は諱(いみな)。建長寺の書記を務めたことから啓書記ともよばれる。芸阿弥に水墨画を学び、山水画にすぐれた。生没年未詳。
しょう‐けいこく【蒋経国】
[1910〜1988]中国の政治家・軍人。浙江(せっこう)省奉化の人。蒋介石の長子。モスクワで共産党に入党。帰国後、父と和解し、台湾国民政府の要職を歴任、1978年総統に就任。チアン=チンクオ。
しょうけん‐こうたいごう【昭憲皇太后】
[1850〜1914]明治天皇の皇后。一条忠香の娘。名は美子(はるこ)。産業奨励・女子教育に尽力。和歌に堪能。歌集「昭憲皇太后御集」。
しょう‐しょうけん【向象賢】
[1617〜1675]琉球王国の政治家。向象賢は唐名。羽地朝秀(はねじちょうしゅう)ともいう。王族の出身といわれ、尚貞王の摂政をつとめた。琉球最初の史書「中山王鑑」を編纂(へんさん)。
ふるかわ‐こしょうけん【古川古松軒】
[1726〜1807]江戸中期の地理学者・蘭医。備中の人。名は正辰。諸国を旅行し、交通・風俗・物産・史跡などを調査し、「東遊雑記」「西遊雑記」などを著す。幕命で「武蔵五郡の図」などを作成。