たけち‐てつじ【武智鉄二】
[1912〜1988]演出家・評論家・映画監督。大阪の生まれ。本姓、川口。はじめ古典芸能を研究・評論、のち若手歌舞伎役者らを用いて古典歌舞伎を演出し、「武智歌舞伎」として注目を集める。また、能や...
たけち‐の‐くろひと【高市黒人】
奈良前期の万葉歌人。持統・文武朝に旅の歌を残し、叙景歌の先駆をなすといわれる。生没年未詳。
たけち‐の‐みこ【高市皇子】
[654〜696]天武天皇の第1皇子。壬申(じんしん)の乱に際し、天武天皇を助けて活躍。皇太子草壁皇子の死後、太政大臣。万葉集に3首の歌が伝わる。
たけとも‐そうふう【竹友藻風】
[1891〜1954]詩人・英文学者。大阪の生まれ。本名、乕雄(とらお)。上田敏に学び、英米に留学して英文学を修めた。詩集「祈祷」「浮彫」、翻訳「神曲」など。
たけなか‐はんべえ【竹中半兵衛】
[1544〜1579]戦国時代の武将。美濃の人。本名、重治(しげはる)。長篠(ながしの)の戦いの功を認められ、豊臣秀吉の謀将として活躍。
たけにし‐ひろこ【竹西寛子】
[1929〜 ]文芸評論家・小説家。広島の生まれ。出版社勤務ののち執筆生活に入る。小説「兵隊宿」で川端康成文学賞、「管絃祭」で女流文学賞受賞。他に、評論「往還の記」、評伝「山川登美子」など。芸術...
たけぬなかわわけ‐の‐みこと【武渟川別命/建沼河別命】
孝元天皇の皇子大彦命(おおびこのみこと)の御子。日本書紀によれば崇神天皇の四道将軍の一人と伝えられる。阿部臣(あべのおみ)らの祖。
たけのうち‐しきぶ【竹内式部】
[1712〜1768]江戸中期の神道家。越後の人。名は敬持。号、羞斎(しゅうさい)・周斎・正庵。式部は通称。垂加神道を学び、京都で公家に尊王論を説き、追放(宝暦事件)。のち、明和事件に連座し、八...
たけのうち‐の‐すくね【武内宿禰】
大和朝廷の初期に活躍したという伝説上の人物。記紀によれば第8代孝元天皇の曽孫で、景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5朝に仕え、大臣となり、神功皇后を助けて新羅(しらぎ)出兵などに功績があったという。...
たけの‐じょうおう【武野紹鴎】
[1502〜1555]室町後期の富商・茶人。堺の人。号、一閑居士・大黒庵。歌学を三条西実隆に学ぶ。茶の湯では村田珠光の孫弟子にあたり、佗(わ)びの境地を確立、千利休・津田宗及・今井宗久らの門弟を...