デュアメル【Georges Duhamel】
[1884〜1966]フランスの小説家。外科医として第一次大戦に従軍。近代文明を批判し、人道主義的作品を書いた。作「文明」「サラバンの生涯と冒険」「パスキエ家の記録」など。
デュエム【Pierre Maurice Marie Duhem】
[1861〜1916]フランスの物理学者・科学史家。パリの生まれ。ボルドー大学教授。決定実験の不可能性を唱えるなど、熱力学や熱化学に業績を残す。また、中世科学史を研究、「暗黒の中世」観をただす端...
デュギー【Léon Duguit】
[1859〜1928]フランスの公法学者。ボルドー大学教授。実証主義的立場から、法の現実的基盤を社会連帯に求めて国家の公共性を主張、国家主権の絶対性を否定した。著「私法変遷論」「公法変遷論」など。
デュクロ【Jacques Duclos】
[1896〜1975]フランスの政治家。共産党指導者。第一次大戦後、共産党創立と同時に入党。第二次大戦中は対独レジスタンス運動を組織した。
デュシェンヌ【Guillaume Benjamin Amand Duchenne】
[1806〜1875]フランスの医師・神経学者。電気刺激による神経疾患の診断・治療、表情の研究などに取り組み、電気生理学の発展に貢献した。1861〜1868年に筋ジストロフィーの症例を詳しく報告...
デュシャン【Marcel Duchamp】
[1887〜1968]フランス生まれの画家。ダダイスムの代表者の一人。1915年渡米。既成の絵画の枠を超えた実験的作品を制作する一方、日用品を芸術作品として提出する、いわゆる「レディーメイド」の...
デュナン【Jean Henri Dunant】
[1828〜1910]スイスの社会事業家。国際赤十字社の創立者。1864年、赤十字に関するジュネーブ条約を成立させた。1901年、最初のノーベル平和賞受賞。
デュパルク【Henri Duparc】
[1848〜1933]フランスの作曲家。C=A=フランクに師事。国民音楽協会の設立者の一人で、近代フランス音楽の先駆的存在。歌曲「悲しみの歌」「旅への誘い」など。
デュ‐ビニョー【Vincent Du Vigneaud】
[1901〜1978]米国の生化学者。ビタミンH(ビオチン)、ホルモンのオキシトシン・バソプレシン(抗利尿ホルモン)の構造決定・合成に成功し、たんぱく質の人工合成研究の基礎を築いた。1955年、...
デュビビエ【Julien Duvivier】
[1896〜1967]フランスの映画監督。トーキー初期の文芸映画を開拓し、ペシミズムを作風とする名作を数多く発表した。代表作「望郷」「舞踏会の手帖」「旅路の果て」など。