あしかが‐もとうじ【足利基氏】
[1340〜1367]南北朝時代の武将。尊氏の子。初代の鎌倉公方(くぼう)となり、東国に室町幕府の勢力を確立した。
あとうだ‐たかし【阿刀田高】
[1935〜 ]小説家。東京の生まれ。都会的なブラックユーモアと風刺をきかせた短編で評価される。短編集「ナポレオン狂」で直木賞受賞。他に「冷蔵庫より愛をこめて」「新トロイア物語」「だれかに似た人...
アトキンソン【Robert William Atkinson】
[1850〜1929]英国の化学者。明治7年(1874)東京開成学校に招かれて来日。のち東京大学理学部教師として、日本の化学の育成に貢献。日本酒の醸造過程の研究でも知られる。著「日本醸酒編」。
あべ‐の‐さだとう【安倍貞任】
[1019〜1062]平安中期の陸奥(むつ)の豪族。頼時の子。厨川次郎(くりやがわじろう)ともいう。前九年の役で源頼義・義家父子と戦い、敗死。
あべ‐の‐むねとう【安倍宗任】
平安中期の陸奥の豪族。頼時の子。貞任の弟。鳥海三郎ともいう。前九年の役で源頼義・義家父子と戦い、降伏して伊予に流刑。生没年未詳。
アーネスト‐サトー【Ernest Mason Satow】
⇒サトー
いとう‐いっとうさい【伊藤一刀斎】
近世初期の剣客。生国は伊豆のほか諸説がある。名は景久。鐘巻自斎に師事し、のちに一刀流剣法を創始したといわれる。生没年未詳。
いとう‐えいのすけ【伊藤永之介】
[1903〜1959]小説家。秋田の生まれ。本名、栄之助。東北の貧しい農民の生活を共感を込めて描き、独自の農民文学を開拓。作「梟」「鶯」「警察日記」など。
いとう‐きさく【伊藤熹朔】
[1899〜1967]舞台美術家。東京の生まれ。築地小劇場以来、新劇を中心に舞台美術や映画美術を数多く手がけ、写実的装置を得意とした。舞踊家伊藤道郎の弟、演出家千田是也の兄。
いとう‐きよし【伊藤清】
[1915〜2008]数学者。三重の生まれ。京大・学習院大教授。京大数理解析研究所所長を務めた。確率過程を研究。予測が難しい微粒子の動きを表す「伊藤の公式」とよばれる確率微分方程式は、金融工学に...