ウィッテ【Sergey Yul'evich Vitte】
[1849〜1915]ロシアの政治家。1892年蔵相となり、鉄道建設、信用制度の整備などの近代化政策をとる。のち、首相として政治的自由化により革命の回避に尽力。日露戦争終結のためのポーツマス講和...
ウィリス【William Willis】
[1836〜1894]英国の医者。1861年(文久元)公使館付き医員として来日。戊辰(ぼしん)戦争で官軍の治療に従事。のち、鹿児島に招かれ、医学校長・病院長となる。81年(明治14)帰国。
ウィルヘルム【Wilhelm】
(1世)[1797〜1888]プロイセン王。在位1861〜1888。ビスマルクを宰相として軍備を拡張、普墺(ふおう)戦争、さらに普仏戦争にも勝ってドイツを統一し、1871年、初代ドイツ皇帝とな...
ウェリントン【Arthur Wellesley Wellington】
[1769〜1852]英国の軍人・政治家。ナポレオンをワーテルローに破った。のち、トーリー党党首として首相となり、カトリック教徒解放法を成立させた。
ウェルズ【Herbert George Wells】
[1866〜1946]英国の小説家・評論家。進化論・社会主義の観点に基づく社会小説、文明批評を発表。またサイエンスフィクション(空想科学小説)の祖として有名。著「世界文化史大系」、小説「宇宙戦争...
ウェルズ【Orson Welles】
[1915〜1985]米国の映画監督・俳優。1938年、放送劇中で火星人襲来を臨時ニュースの形式をとって流したために世間をパニックにおとしいれた。監督・主演した「市民ケーン」のほか、俳優として「...
うえじま‐おにつら【上島鬼貫】
[1661〜1738]江戸中期の俳人。摂津国伊丹の人。名は宗邇(むねちか)。通称、与惣兵衛。別号、仏兄(さとえ)・槿花翁(きんかおう)など。伊丹派の中堅として活躍。俳論「独(ひとり)ごと」、句文...
うえはし‐なほこ【上橋菜穂子】
[1962〜 ]児童文学作家・小説家。東京の生まれ。平成元年(1989)「精霊の木」で作家デビュー。異世界を舞台にした冒険ファンタジー小説「精霊の守(も)り人」で野間児童文芸賞新人賞を受賞。同作...
うえはら‐ゆうさく【上原勇作】
[1856〜1933]元帥・陸軍大将。宮崎の生まれ。第二次西園寺(さいおんじ)内閣の陸軍大臣として、2個師団増設を強硬に要求して単独辞職、大正政変のきっかけをつくった。
ウォーラーステイン【Immanuel Wallerstein】
[1930〜2019]米国の政治社会学者。近現代の世界システムを、西欧を中心とした単一のグローバルな資本主義分業体制の展開過程としてとらえた。著「近代世界システム」など。