アレント【Hannah Arendt】
[1906〜1975]米国の女性政治学者・哲学者。ドイツ生まれ。のちに米国に亡命。著「全体主義の起源」で、ナチズムとボリシェビズムなど、全体主義成立の原因を考究。他に、「イェルサレムのアイヒマン...
アロー【Kenneth Joseph Arrow】
[1921〜2017]米国の経済学者。ハーバード大・スタンフォード大教授。計量経済学会会長、米国経済学会会長。一般均衡理論などに業績を残す。1972年、不可能性定理等の研究によってノーベル経済学...
あわさか‐つまお【泡坂妻夫】
[1933〜2009]小説家。東京の生まれ。本名、厚川昌男(あつかわまさお)。家業の紋章上絵(うわえ)師を業とするするかたわら、奇術や江戸文化に題材をとったトリッキーな推理小説を執筆する。「蔭桔...
あわたぐち‐よしみつ【粟田口吉光】
鎌倉後期の刀工。名は藤四郎。岡崎正宗・郷義弘とともに「三作」といわれる。「平野藤四郎」「一期一振」などの名物の作者で、特に短刀にすぐれた。生没年未詳。
あわの‐せいほ【阿波野青畝】
[1899〜1992]俳人。奈良の生まれ。本名、敏雄。「ホトトギス」で活躍し、俳誌「かつらぎ」を創刊。市井の生活を題材に、自在な句境を示した。句集「万両」「春の鳶」など。
アングル【Jean Auguste Dominique Ingres】
[1780〜1867]フランスの画家。新古典主義の代表。的確なデッサンと典雅な形式美を特色とする歴史画・裸体画を描く。作品に「グランドオダリスク」「泉」など。
アンゲロプロス【Theo Angelopoulos】
[1935〜2012]ギリシャの映画監督。パリで映画を学び、帰国後は映画批評家を経て監督デビュー。長回しを多用した独特の作風で知られる。「旅芸人の記録」で国際的な注目を浴び、「アレクサンダー大王...
あんざい‐あつこ【安西篤子】
[1927〜 ]小説家。兵庫の生まれ。中国の知識を生かし、歴史物で筆をふるう。「張少子(チャンシャオツ)の話」で直木賞受賞。神奈川県教育委員会委員、神奈川近代文学館館長を歴任。他に「千姫微笑」「...
あんざい‐ふゆえ【安西冬衛】
[1898〜1965]詩人。奈良の生まれ。本名、勝。「詩と詩論」の同人。初期の短詩・新散文詩は、現代詩の展開に新風を吹き込んだ。詩集「軍艦茉莉」など。
アンジェイエフスキ【Jerzy Andrzejewski】
[1909〜1983]ポーランドの作家。作「灰とダイヤモンド」「天国の門」など。