むそう‐そせき【夢窓疎石】
[1275〜1351]南北朝時代の臨済宗の僧。伊勢の人。一山一寧・高峰顕日に師事。後醍醐天皇・足利尊氏らの篤信を受け、京都嵯峨に天竜寺を開山。天竜寺船による貿易を促し、また造園芸術を発展させた。...
ムソルグスキー【Modest Petrovich Musorgskiy】
[1839〜1881]ロシアの作曲家。国民楽派五人組の一人。ロシア国民音楽の創造に尽力。作品に、オペラ「ボリス=ゴドノフ」、ピアノ組曲「展覧会の絵」など。
むつ‐むねみつ【陸奥宗光】
[1844〜1897]外交官・政治家。和歌山藩士伊達宗広の子。脱藩し、坂本竜馬の海援隊に入る。明治維新後、伊藤内閣の外相。条約改正や下関条約の締結に手腕を発揮。著「蹇蹇録(けんけんろく)」など。
むとう‐きよし【武藤清】
[1903〜1989]建築学者。茨城の生まれ。東大教授。耐震設計の実用化に貢献し、日本の超高層建築時代を切り開いた。東京の霞が関ビルディングなどを設計。昭和58年(1983)文化勲章受章。
むなかた‐しこう【棟方志功】
[1903〜1975]版画家。青森の生まれ。国際展で重ねて受賞。日本画の大作も多い。文化勲章受章。代表作「二菩薩釈迦十大弟子」など。
むねたか‐しんのう【宗尊親王】
[1242〜1274]鎌倉幕府第6代将軍。在職1252〜1266。後嵯峨天皇の皇子。謀反の疑いで京に送還され、のち出家。歌集「柳葉和歌集」など。
むねちか【宗近】
平安中期の刀工。京都三条に住み、三条小鍛冶と称す。現存する有銘作品は少ないが、「三日月宗近」などにより、優美な太刀姿で知られる。また、「小狐丸(こぎつねまる)」の伝説は有名。生没年未詳。
むらい‐げんさい【村井弦斎】
[1864〜1927]小説家・ジャーナリスト。三河の生まれ。本名、寛。新聞小説や実用的読み物「食道楽」で人気を得た。小説「小説家」「小猫」など。
むらおか‐つねつぐ【村岡典嗣】
[1884〜1946]思想史学者。東京の生まれ。東北大教授。日本思想史学の開拓者。著「本居宣長」「日本思想史研究」など。
むらおか‐はなこ【村岡花子】
[1893〜1968]翻訳家・児童文学者。山梨の生まれ。本名、はな。「赤毛のアン」シリーズなど海外の児童文学を多数翻訳したほか、創作童話も発表した。