かづき‐やすお【香月泰男】
[1911〜1974]洋画家。山口の生まれ。東京美術学校卒。藤島武二に師事。シベリア抑留後帰国、「埋葬」に始まる連作を制作。他の作品に「黒い太陽」など。画集に「画集シベリヤ」がある。
かめやま‐てんのう【亀山天皇】
[1249〜1305]第90代天皇。在位、1260〜1274。後嵯峨天皇の皇子。名は恒仁。大覚寺統・持明院統の争いがこの時期に始まる。譲位ののち13年間院政を行った。出家後、離宮を禅寺としたのが...
カラカラ【Caracalla】
[188〜217]ローマ皇帝マルクス=アウレリウス=アントニヌスのあだ名。彼が用いたケルト人の衣服にちなむ。在位211〜217。帝国内の全自由民にローマ市民権を与え、カラカラ浴場など、大建築事業...
カレツキ【Michał Kalecki】
[1899〜1970]ポーランドの経済学者。景気理論・分配論の研究で知られる。「景気循環の巨視的動態論」では、マルクスの再生産論を土台にして、ケインズに先駆ける理論を展開した。著「経済変動の理論...
かわい‐えいじろう【河合栄治郎】
[1891〜1944]経済学者・思想家。東京の生まれ。東大教授。理想主義的自由主義の立場からマルクス主義にもファシズムにも反対した。昭和13年(1938)著書発禁、翌年休職処分となった。
かわかみ‐おとじろう【川上音二郎】
[1864〜1911]俳優。福岡の生まれ。浮世亭〇〇(まるまる)と名のって自由民権論を鼓吹する、おっぺけぺえ節を歌い、寄席の人気者となった。のち川上書生芝居(新派劇の前身)を興し、妻の貞奴(さだ...
かわかみ‐はじめ【河上肇】
[1879〜1946]経済学者・社会思想家。山口の生まれ。京大教授。マルクス(主義)経済学の研究・紹介に努め、大学を追われた。のち、日本共産党に入党、検挙されて入獄。著「資本論入門」「経済学大綱...
かんいん‐の‐みや【閑院宮】
四親王家の一。宝永7年(1710)東山天皇の皇子直仁(なおひと)親王に始まる。一時絶えたが、明治5年(1872)伏見宮載仁(ことひと)親王が再興。昭和22年(1947)臣籍降下。
かんぜ‐てつのじょう【観世銕之丞】
能楽のシテ方観世流宗家の分家の芸名。14世宗家清親(きよちか)の次男、織部清尚に始まる。代々名手が輩出、5世(紅雪)・6世(華雪)は近代の名人。
きたしらかわ‐の‐みや【北白川宮】
旧宮家の一。明治3年(1870)伏見宮智成(さとなり)親王が一家を興したのに始まる。昭和22年(1947)廃止。