おか‐はっく【岡白駒】
[1692〜1767]江戸中期の儒学者。播磨(はりま)の人。中国の小説の訓訳もした。著「皇朝儒臣伝」「小説奇言」など。
さいとう‐もきち【斎藤茂吉】
[1882〜1953]歌人・医師。山形の生まれ。伊藤左千夫に師事、歌誌「アララギ」同人。歌集「赤光(しゃっこう)」により、アララギ派の代表的歌人となる。実相観入による写生説を唱えた。文化勲章受章...
さとう‐そうのすけ【佐藤惣之助】
[1890〜1942]詩人。神奈川の生まれ。詩・俳句のほか、民謡や歌謡曲の作詞もした。詩集「正義の兜」「琉球諸島風物詩集」など。
しょうの‐よりこ【笙野頼子】
[1956〜 ]小説家。三重の生まれ。本姓、市川。「タイムスリップ・コンビナート」で芥川賞受賞。他に「なにもしてない」「二百回忌」「幽界森娘異聞」「金毘羅」など。
しらかわ‐てんのう【白河天皇】
[1053〜1129]第72代天皇。在位1073〜1087。後三条天皇の第1皇子。名は貞仁。譲位後も、堀河、鳥羽、崇徳天皇の3代にわたって43年間院政を行った。深く仏教に帰依し、社寺参詣もしきり...
ただ‐なんれい【多田南嶺】
[1698〜1750]江戸中期の国学者。摂津の人。名は義俊。壺井義知らに音義説・有職故実を学び、また、八文字屋自笑の浮世草子の代作もしたという。著「旧事紀偽撰考」「伊呂波声母伝」など。
はんどう‐かずとし【半藤一利】
[1930〜2021]ノンフィクション作家。東京の生まれ。昭和史を扱った作品を中心に数多くの著作を残した。作「日本のいちばん長い日」「漱石先生ぞな、もし」「ノモンハンの夏」など。
フィッシャー‐ディースカウ【Dietrich Fischer-Dieskau】
[1925〜2012]ドイツのバリトン歌手。20世紀を代表する声楽家として国際的に活躍。ドイツ歌曲を中心に数多くの録音を残した。中でもシューベルトの「冬の旅」は名唱とされる。
ふじたに‐みつえ【富士谷御杖】
[1768〜1824]江戸後期の国学者・歌人。京都の人。成章(なりあきら)の長男。名は成寿・成元、のち御杖。号、北辺(きたのべ)。「てにをは」を研究。古事記神話の解釈に新説をたてた。著「古事記灯...
ふじもり‐えいいち【藤森栄一】
[1911〜1973]考古学者。長野の生まれ。諏訪中学卒業後、さまざまな職業に就きながら考古学を研究した。著「かもしかみち」「石器と土器の話」など。