アプレイウス【Lucius Apuleius】
2世紀のローマの作家。その著「変身物語」(別名「黄金のろば」)は、古典ラテン語の小説で唯一の完全な形で現存する作品として有名。
シニョレリ【Luca Signorelli】
[1445ころ〜1523]イタリアの画家。厳格な画面構成と力動的な人体表現で知られる。
ビスコンティ【Luchino Visconti】
[1906〜1976]イタリアの映画監督・舞台演出家。ミラノの貴族出身。ネオレアリズモから出発し、のち没落貴族の心象を投影した重厚で耽美(たんび)的な世界を描いた。作「夏の嵐」「ベニスに死す」など。
ルカヌス【Marcus Annaeus Lucanus】
[39〜65]ローマの詩人。スペイン生まれ。ストア派哲学者セネカの甥。皇帝ネロに愛されたが、のち背いて暗殺に加担し、死を命ぜられた。未完の叙事詩「内乱(パルサリア)」10巻がある。
ル‐カレ【John le Carré】
[1931〜2020]英国の小説家。本名、デビッド=コーンウェル(David Cornwell)。教師や英国情報局秘密情報部(MI6)勤務などを経て小説家に転身。「寒い国から帰ってきたスパイ」で...
ルカーチ【Lukács György】
[1885〜1971]ハンガリーの哲学者・文学史家。ドイツで哲学・美学を学んだのち帰国。1918〜1919年のハンガリー革命に参加し、革命失敗後、亡命。第二次大戦後再帰国。マルクス主義の立場から...
ルキアノス【Lūkianos】
[120ころ〜180ころ]ギリシャの作家。シリア生まれ。対話形式により、当時の世相・哲学・宗教など、あらゆるものを批判・風刺した。作「神々の対話」「死者の対話」「本当の話」など。
ルクセンブルク【Rosa Luxemburg】
[1870〜1919]ドイツの女性社会主義者・経済学者。ポーランド生まれ。ドイツ社会民主党左派、ポーランドの革命運動の指導者。第一次大戦中、スパルタクス団を組織。ドイツ革命勃発後ドイツ共産党を結...
ル‐クレジオ【Jean-Marie Gustave Le Clézio】
[1940〜 ]フランスの小説家。1963年「調書」でデビュー。断片的な文章の挿入や反復など、実験的な手法を用いた文体で注目される。2008年ノーベル文学賞受賞。作「大洪水」「砂漠」「海を見たこ...
ロッビア【Luca della Robbia】
[1400ころ〜1482]イタリアの彫刻家・陶芸家。大理石や青銅による彫刻を制作する一方、釉(うわぐすり)を用いたテラコッタ技法を開発。