うんしょう【雲照】
[1827〜1909]真言宗の僧。出雲(いずも)の人。姓は渡辺。明治初期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)に反対して仏教の復興に努め、真言宗の統一を図った。十善会・目白僧園などの創立者。著「大日本国...
うん‐じゅへい【惲寿平】
[1633〜1690]中国、清(しん)の画家。常州(江蘇省)の人。名は格、寿平は字(あざな)。のちに正叔に改める。号、南田、雪渓外史など。清朝花鳥画の典型をつくった。四王呉惲の一人。
ウンセット【Sigrid Undset】
[1882〜1949]ノルウェーの女流小説家。女性心理を描いた宗教性の濃い作品で知られる。1928年、ノーベル文学賞受賞。作「クリスティン‐ラブランスダッテル」など。
うん‐なんでん【惲南田】
⇒惲寿平(うんじゅへい)
うんの‐きよし【海野清】
[1884〜1956]彫金家。東京の生まれ。東京芸大教授。勝珉(しょうみん)の子。日本の伝統技法に西洋の題材・造形を融合させて創作を行った。
うんの‐しょうみん【海野勝珉】
[1844〜1915]彫金家。茨城の生まれ。東京美術学校教授。水戸派の彫金を学び、上京後、加納夏雄に師事。写実の中に優雅な趣をみせた作風で、明治彫金界の主流を成した。帝室技芸員。
うんの‐じゅうざ【海野十三】
[1897〜1949]SF・推理作家。徳島の生まれ。本名、佐野昌一。日本SF界の先駆者の一人。作「地球盗難」「十八時の音楽浴」など。
エーコ【Umberto Eco】
[1932〜2016]イタリアの記号論学者・小説家。トマス=アクィナス研究から出発。小説「薔薇(ばら)の名前」は世界的ベストセラーとなった。他に「不在の構造」「フーコーの振り子」「記号論」など。...
サーバ【Umberto Saba】
[1883〜1957]イタリアの詩人。本名ウンベルト=ポーリ(Umberto Poli)。ユダヤ系でトリエステ生まれ。平明・簡潔な言葉で物語性あふれる音楽的な叙情詩を綴った。全詩集「カンツォニエ...
ボッチョーニ【Umberto Boccioni】
[1882〜1916]イタリアの彫刻家・画家。1912年に「未来派彫刻の技術宣言」を発表、未来派の代表者の一人として活躍した。作「空間の中の連続するユニークな形態」など。