ドーマク【Gerhard Domagk】
[1895〜1964]ドイツの生化学者。アゾ化合物の薬理を研究し、1932年に溶連菌に効力のある赤色プロントジルを発見、サルファ剤などの化学療法の基礎を築いた。1939年、ノーベル生理学医学賞受...
なかの‐しげはる【中野重治】
[1902〜1979]小説家・詩人・評論家。福井の生まれ。日本プロレタリア芸術連盟に参加。第二次大戦後は新日本文学会の中心的人物として活躍。詩集「中野重治詩集」、小説「歌のわかれ」「むらぎも」、...
ながた‐まさいち【永田雅一】
[1906〜1985]映画製作者。京都の生まれ。昭和22年(1947)大映社長となり、ベネチア国際映画祭で作品賞を受賞した「羅生門」などを製作。また、大映スターズを結成しプロ野球に進出、同28年...
ナッタ【Giulio Natta】
[1903〜1979]イタリアの化学者。合成繊維ポリプロピレンの合成に成功したほか、合成ゴムの製法を発明した。1963年、ツィーグラーとともにノーベル化学賞受賞。
ニーブール【Barthold Georg Niebuhr】
[1776〜1831]ドイツの歴史家・政治家。プロイセン解放運動を擁護。史実に基づく批判的方法による近代史学を樹立。著「ローマ史」など。
のだ‐せいぞう【野田誠三】
[1895〜1978]実業家。兵庫の生まれ。京都帝大卒業後、阪神電鉄に入社。大正12年(1923)から甲子園球場の設計工事責任者となる。昭和26年(1951)には同社の社長となり、阪神タイガース...
はやし‐ふさお【林房雄】
[1903〜1975]小説家。大分の生まれ。本名、後藤寿夫。プロレタリア作家として出発。のち転向し、戦後の民主主義否定の論陣の一翼を担った。小説「青年」「西郷隆盛」、評論「大東亜戦争肯定論」など。
はやま‐よしき【葉山嘉樹】
[1894〜1945]小説家。福岡の生まれ。本名、嘉重(よししげ)。雑誌「文芸戦線」に参加し、プロレタリア文学初期の代表的作家となった。小説「淫売婦」「海に生くる人々」など。
ハルデンベルク【Karl August Hardenberg】
[1750〜1822]プロイセンの政治家。1810年、シュタインの後を継いで宰相となり、ウィーン会議に全権として出席し、領土拡大に成功。ギルドの廃止、商業の自由の確立、各種税制の改革などに努力した。
ハーマン【Johann Georg Hamann】
[1730〜1788]ドイツのプロテスタント思想家。合理論・啓蒙思想に反対し、信仰と感情を重視する哲学を説いた。著「ソクラテス追憶」など。