あいづ‐やいち【会津八一】
[1881〜1956]美術史学者・歌人・書家。新潟の生まれ。号は秋艸道人(しゅうそうどうじん)・渾斎(こんさい)。早大教授。歌集に「鹿鳴集」など。
いそだ‐こういち【磯田光一】
[1931〜1987]文芸評論家。神奈川の生まれ。「三島由紀夫論」で評論家デビュー。日本の近代文学を中心に幅広い評論活動を展開し、「思想としての東京」で芸術選奨文部大臣賞受賞。「鹿鳴館の系譜」で...
かとう‐しゅういち【加藤周一】
[1919〜2008]評論家。東京の生まれ。昭和22年(1947)、中村真一郎・福永武彦との共著である評論集「一九四六 文学的考察」を発表。その後は文学・文化・美術・政治など幅広い分野で評論活動...
かばしま‐かついち【樺島勝一】
[1888〜1965]挿絵画家。長崎の生まれ。本姓、椛島(かばしま)。大正12年(1923)、東風人(とうふうじん)のペンネームで漫画「正(しょう)チャンの冒険」の作画を担当。緻密なペン画で人気...
すぎやま‐わいち【杉山和一】
[1613〜1694]江戸前期の鍼医(はりい)。伊勢の人。浜松の出身ともいう。管鍼(かんしん)を発明、杉山流を創始。将軍徳川綱吉の病を治して関東総検校となった。
たわら‐くにいち【俵国一】
[1872〜1958]金属学者。島根の生まれ。ドイツに留学後、日本の金属組織学を確立。また、砂鉄精練法などの技術史的研究でも活躍。文化勲章受章。
みやざわ‐きいち【宮沢喜一】
[1919〜2007]政治家。東京の生まれ。選挙区は広島。昭和17年(1942)大蔵省入省。サンフランシスコ講和会議などで活躍。同28年参議院議員当選。同42年衆議院議員に鞍替え。通産相・外相・...
やまもと‐けんいち【山本兼一】
[1956〜2014]小説家。京都の生まれ。出版社勤務などを経て作家活動に入る。時代小説「利休にたずねよ」で直木賞受賞。他に「火天(かてん)の城」「千両花嫁 とびきり屋見立て帖」など。
よこみつ‐りいち【横光利一】
[1898〜1947]小説家。福島の生まれ。本名、利一(としかず)。川端康成・片岡鉄兵らと「文芸時代」を創刊し、新感覚派の中心となった。新心理主義に立ち、昭和初期の代表作家として活躍。作「日輪」...
よだ‐じゅんいち【与田凖一】
[1905〜1997]児童文学者・詩人。福岡の生まれ。旧姓、浅山。北原白秋に師事し、詩、童話、童謡、絵本を制作。詩集「野ゆき山ゆき」で野間児童文芸賞を受賞。他に童話「五十一番目のザボン」「十二の...