さん‐ぼう【三房】
名前に「房」の字を持つ、学問・和歌に秀でた三人の称。平安時代の藤原伊房(ふじわらのこれふさ)・藤原為房・大江匡房(おおえのまさふさ)。また、鎌倉末期から南北朝時代の吉田定房・藤原宣房(万里小路宣...
しきだ‐としはる【敷田年治】
[1817〜1902]幕末・明治期の国学者。豊前(ぶぜん)の人。号、百園。帆足万里(ほあしばんり)に師事。著「音韻啓蒙」「古事記標註」など。
しき‐の‐みこ【志貴皇子/施基皇子】
[?〜716ころ]奈良初期の歌人。天智天皇の第7皇子。光仁天皇の父。万葉集に短歌6首が載る。
し‐こうてい【始皇帝】
[前259〜前210]中国、秦の初代皇帝。名は政。前221年、中国を統一して絶対王制を敷いた。郡県制の実施、度量衡・貨幣の統一、焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)による思想統一、万里の長城の修築、阿房...
しぶさわ‐えいいち【渋沢栄一】
[1840〜1931]実業家。埼玉の生まれ。一橋家に仕えて幕臣となり、パリ万国博覧会幕府使節団に加わって渡欧。維新後、大蔵省官吏を経て第一国立銀行を設立。各種の会社の設立に参画し、実業界の指導的...
しまき‐あかひこ【島木赤彦】
[1876〜1926]歌人。長野の生まれ。本名、久保田俊彦。伊藤左千夫に師事し、「アララギ」を編集。初め万葉風と写生とを強調、のち東洋的な象徴主義を目ざした。歌集「氷魚(ひお)」「太虗(たいきょ...
しみず‐もとよし【清水基吉】
[1918〜2008]小説家・俳人。東京の生まれ。「雁立(かりたち)」で芥川賞受賞。他に「白河」「夫婦万歳」など。俳句は石田波郷(はきょう)に師事し、俳誌「鶴」に参加。俳誌「日矢」を創刊、主宰。...
しゅんとう【春登】
[1769〜1836]江戸後期の国学者。時宗(じしゅう)の僧。武蔵あるいは甲斐の人。音韻学に通じた。著「万葉用字格」「五十音摘要」など。
じょうしゅん【成俊】
南北朝時代の学僧。万葉集を研究して、定家仮名遣いの誤りを指摘、歴史的仮名遣いの基礎をつくった。生没年未詳。
ジョン‐まんじろう【ジョン万次郎】
⇒中浜万次郎(なかはままんじろう)