とくがわ‐いえもち【徳川家茂】
[1846〜1866]江戸幕府第14代将軍。在職1859〜1866。紀州藩主徳川斉順の長男。幼名、慶福(よしとみ)。将軍継嗣問題で井伊直弼(いいなおすけ)に推されて将軍となり、井伊の死後、皇女和...
とくがわ‐つなしげ【徳川綱重】
[1644〜1678]江戸初期の甲府藩主。家光の三男。第6代将軍家宣の父。第5代将軍に擁立の動きがあったが実現しなかった。
とくがわ‐なりあき【徳川斉昭】
[1800〜1860]江戸末期の水戸藩主。藤田東湖らを登用して藩政を改革。尊王攘夷論者で、井伊直弼(いいなおすけ)と対立。安政の大獄で蟄居(ちっきょ)を命ぜられた。水戸烈公。
とくがわ‐むねはる【徳川宗春】
[1696〜1764]尾張藩第7代藩主。商業を重視し放任政策をとったため、8代将軍吉宗の享保の改革と対立、幕府から隠居させられる。著書「温知政要」は絶版処分。
とくがわ‐よしむね【徳川吉宗】
[1684〜1751]江戸幕府第8代将軍。在職1716〜1745。紀伊藩主徳川光貞の四男。紀州藩主から将軍となり、幕府財政の改革と幕政の強化につとめ、享保の改革を行った。
とくがわ‐よりのぶ【徳川頼宣】
[1602〜1671]江戸初期の紀州藩主。家康の一〇男。紀伊徳川家の祖。紀州55万石の領主となり、殖産興業・法典編纂に努めた。南竜公。→紀州家
とくがわ‐よりふさ【徳川頼房】
[1603〜1661]江戸初期の水戸藩主。家康の一一男。水戸徳川家の祖。水戸28万石の領主となり、水戸藩を創始。威公。→水戸家
とだ‐もすい【戸田茂睡】
[1629〜1706]江戸前期の歌学者・歌人。駿河の人。名は恭光(やすみつ)。通称、茂右衛門。号、梨本(なしのもと)・隠家。岡崎藩本多氏に仕えたが、のち江戸浅草に隠棲。二条家の歌学を批判して用語...
とねり‐しんのう【舎人親王】
[676〜735]天武天皇の皇子。日本書紀の編纂(へんさん)を主宰し、養老4年(720)に完成。藤原不比等の死後、知太政官事(ちだじょうかんじ)となり、死後、太政大臣を贈られた。
とばり‐ちくふう【登張竹風】
[1873〜1955]ドイツ文学者・評論家。広島の生まれ。本名、信一郎。高山樗牛(ちょぎゅう)とともにニーチェ主義を唱え、のち、「独和大辞典」などを編纂(へんさん)。著「ニイチェと二詩人」など。