しょうとく‐てんのう【称徳天皇】
[718〜770]第48代天皇。在位764〜770。孝謙天皇の重祚(ちょうそ)。重用した道鏡の専横が甚だしく、宇佐八幡神託事件を起こした。
しょうの‐えいじ【庄野英二】
[1915〜1993]児童文学作家。山口の生まれ。芥川賞作家庄野潤三の兄。坪田譲治に師事。長編童話「星の牧場」のほか、童話集「雲の中のにじ」「アルファベット群島」、エッセー集「ロッテルダムの灯(...
しらいし‐いちろう【白石一郎】
[1931〜2004]小説家。朝鮮の生まれ。一文の父。博多で文筆活動に専念し、九州の海を舞台にした海洋歴史小説を執筆した。「海狼(かいろう)伝」で直木賞受賞。他に「怒濤のごとく」「戦鬼たちの海」...
しん‐きしつ【辛棄疾】
[1140〜1207]中国、南宋の詞人。字(あざな)は幼安、号は稼軒居士(かけんこじ)。歴城(山東省)の人。金の支配下で武装蜂起に参加。のち、南宋に下り、一貫して対金強硬策を主張した。激しく時事...
しんらん【親鸞】
[1173〜1263]鎌倉初期の僧。浄土真宗の開祖。日野有範(ひのありのり)の子。比叡山で天台宗などを学び、29歳のとき法然に師事し、他力教に帰した。師の法難に連座して越後に流され、ここで恵信...
じょうじん【成尋】
[1011〜1081]平安後期の天台宗の僧。藤原貞叙(ふじわらのさだのぶ)の子。62歳で入宋(にっそう)し各寺を巡礼。訳経場の監事となり、経典を日本へ送った。のち、宋で没。宋の神宗(しんそう)か...
じょうぞう【浄蔵】
「法華経」妙荘厳王本事品に説く薬王菩薩の前身。過去世において光明荘厳国の王子として生まれ、父王の邪見を哀れみ、仏道を修し神通力を得て、ついに仏道に向かわせたという。 [891〜964]平安中...
じんしゅう【神秀】
[606?〜706]中国、唐代の禅僧。開封(河南省)の人。初め儒学を学び、のち、出家して禅宗第五祖の弘忍に師事。慧能(えのう)の南宗禅に対する北宗禅の開祖。諡号(しごう)、大通禅師。
じんそん【尋尊】
[1430〜1508]室町時代の学僧。法相宗。興福寺大乗院門跡。一条兼良(かねら)の子。興福寺別当となり、長谷寺・薬師寺の別当を兼務して教学振興に努めたほか、「大乗院寺社雑事記」「大乗院日記目録...
スウィージー【Paul Marlor Sweezy】
[1910〜2004]米国のマルクス主義経済学者。独占資本の構造や恐慌の分析で知られる。ハーバード大助教授を思想的立場から辞任し、雑誌「マンスリーレビュー」の編集者として評論活動に従事した。著「...