ドノソ【José Donoso】
[1924〜1996]チリの小説家。社会問題や同性愛をテーマとした作品で知られる。作「夜のみだらな鳥」「この日曜日」など。
ドプチェク【Alexander Dubček】
[1921〜1992]チェコスロバキアの政治家。1968年チェコスロバキア共産党の第一書記となり、「プラハの春」として知られる改革を推進したが、ソ連の武力介入によって翌年辞任、政界から抹殺された...
バルガス‐リョサ【Mario Vargas Llosa】
[1936〜 ]ペルーの小説家。ブルジョア世界の悪を鋭くあばく多くの作品を発表し、ラテンアメリカ文学の人気を高めた。1990年にはペルーの大統領選に出馬したが、フジモリに敗れた。2010年、ノー...
レジェ【Fernand Léger】
[1881〜1955]フランスの画家。キュビスムから出発。のち、明快な構図の装飾的画風により、現代社会における機械と人間との調和をダイナミックに描いた。ステンドグラス・舞台装飾・映画製作なども行った。
レビ‐ブリュール【Lucien Lévy-Bruhl】
[1857〜1939]フランスの哲学者・社会学者。デュルケームの影響を受け、道徳の実証的研究を提唱。のち、未開民族の心性や思考を研究した。著「道徳と習俗学」「未開社会の思惟」など。
レーピン【Il'ya Efimovich Repin】
[1844〜1930]ロシアの画家。大胆なリアリズムで社会の矛盾を描き、民衆の啓蒙(けいもう)のために各地で展覧会を開いた移動派の中心的人物となった。
ロイド‐ジョージ【David Lloyd George】
[1863〜1945]英国の政治家。自由党急進派に属し、蔵相となり、老齢年金法・国民保険法を実現させた。1916年、自由党・保守党の連立内閣の首相となり、第一次大戦を指導。戦後はパリ講和会議の...
ローレンス【David Herbert Lawrence】
[1885〜1930]英国の小説家・詩人・批評家。現代社会における性と恋愛をテーマに、男女関係の新しい倫理を追求した。小説「息子と恋人」「虹」「チャタレイ夫人の恋人」など。
わたなべ‐かいきょく【渡辺海旭】
[1872〜1933]浄土宗の僧。東京の生まれ。号、壺月。ドイツに留学し、サンスクリット・パーリ・チベット語を研究。帰国後、東洋・大正大学教授。高楠順次郎と「大正新修大蔵経」を監修。学界・教育界...
わだ‐えいさく【和田英作】
[1874〜1959]洋画家。鹿児島の生まれ。白馬会の結成に参加。外光派的写実の画風により、官展で活躍。文化勲章受章。