にしかわ‐すけのぶ【西川祐信】
[1671〜1750]江戸中期の浮世絵師。京都の人。号、自得叟・文華堂など。西川派の祖。初め狩野派を学び、さらに大和絵画法を会得し、折衷した画風を確立。肉筆美人画を得意とした。また、絵本作家とし...
ネルーダ【Pablo Neruda】
[1904〜1973]チリの詩人。シュールレアリスム的作風を経て、社会的テーマを追求。1971年ノーベル文学賞受賞。作「二十の愛の詩と一つの絶望の歌」「大いなる歌」など。
ネンニ【Pietro Nenni】
[1891〜1980]イタリアの政治家。反ファシズム運動に参加して亡命。第二次大戦後、社会党書記長になり、副首相・外相を歴任。
のがみ‐やえこ【野上弥生子】
[1885〜1985]小説家。大分の生まれ。本名、ヤエ。豊一郎の妻。夏目漱石の門下。「海神丸」で文壇的地位を確立、広い社会的視野と文化的教養主義を統一した作風を築いた。文化勲章受章。作「真知子」...
はせがわ‐さぶろう【長谷川三郎】
[1906〜1957]洋画家。山口の生まれ。日本における抽象絵画の先駆者の一人で、自由美術家協会の設立に参加。また、海外への日本の前衛美術の紹介にも努めた。
ハルス【Frans Hals】
[1580ころ〜1666]オランダの画家。肖像画や、ユーモアに富む風俗画を得意とした。作「聖ゲオルギウス射手組合の士官たちの会食」など。
ハルデンベルク【Karl August Hardenberg】
[1750〜1822]プロイセンの政治家。1810年、シュタインの後を継いで宰相となり、ウィーン会議に全権として出席し、領土拡大に成功。ギルドの廃止、商業の自由の確立、各種税制の改革などに努力した。
バシリウス【Basilius】
[330ころ〜379]ギリシャの教父。アリウス派と論争し、正当教義の確立に尽くした。東方正教会の修道生活の父とよばれる。大バシリウス。バシレイオス。
バルト【Karl Barth】
[1886〜1968]スイスの神学者。弁証法神学の創唱者の一人。神の啓示を神学の中心問題とし、聖書的福音主義を唱え現代神学に大きな影響を与えた。著「ロマ書」「教会教義学」など。
パレート【Vilfredo Federico Damaso Pareto】
[1848〜1923]イタリアの経済学者・社会学者。ワルラスの後継者として、一般均衡理論を無差別曲線による消費者選択の理論の上に発展させた。また、のちのパレート派厚生経済学でいう「パレート最適」...