ドミニクス【Dominicus de Guzman】
[1170ころ〜1221]スペインのカトリック教会修道士。南フランスの異端アルビ派の教化に努め、1216年ツールーズ近郊にドミニコ修道会を創設した。ドミニコ。
どもん‐けん【土門拳】
[1909〜1990]写真家。山形の生まれ。徹底したリアリズムの立場から「ヒロシマ」など社会的な題材に取り組む一方、「古寺巡礼」など伝統文化を独自の視点でとらえた。
ドライサー【Theodore Dreiser】
[1871〜1945]米国の小説家。自然主義的手法で米国資本主義社会の諸相を批判的に描いた。作「シスター‐キャリー」「アメリカの悲劇」など。
なかじま‐らも【中島らも】
[1952〜2004]小説家・劇作家。兵庫の生まれ。本名、裕之(ゆうし)。印刷会社・広告代理店勤務を経て、テレビ番組の構成やラジオのディスクジョキーなど広範囲に活躍。はじめエッセーで認められる。...
なかやま‐いちろう【中山伊知郎】
[1898〜1980]経済学者。三重の生まれ。シュンペーターについて理論経済学を学び、近代経済学の導入・普及に努めた。一橋大学学長・中央労働委員会会長などを歴任。著「純粋経済学」「発展過程の均衡...
ながの‐おさみ【永野修身】
[1880〜1947]軍人。海軍大将・元帥。高知の生まれ。ロンドン軍縮会議首席代表・海相・連合艦隊司令長官・軍令部総長などを歴任。第二次大戦後、戦犯に指名され、裁判中に病没。
なんばら‐しげる【南原繁】
[1889〜1974]政治学者。東大総長。香川の生まれ。無教会主義の立場にたち、国家主義やマルクス主義を批判。第二次大戦後の講和問題では全面講和論を展開した。著「国家と宗教」。
ニエレレ【Julius Kambarage Nyerere】
[1922〜1999]タンザニアの政治家。独立運動を指導し、1961年の独立とともに首相、次いで共和国の初代大統領に就任。独自の社会主義路線を推進。
ニーバー【Reinhold Niebuhr】
[1892〜1971]米国の神学者・倫理学者・牧師。「文明は宗教を必要とするか」「道徳的人間と非道徳的社会」など、近代社会とキリスト教倫理に関する著書を多数著した。
ニーメラー【Martin Niemöller】
[1892〜1984]ドイツのルター派神学者。第一次大戦に従軍。戦後に神学を学び牧師となる。ナチス政権に抵抗し、告白教会を指導。第二次大戦後は、反戦・平和運動に献身。