こう‐もん【黄門】
中納言の唐名。唐の黄門侍郎(こうもんじろう)という官職と職掌が似ているのでいう。 《中納言であったところから》徳川光圀(とくがわみつくに)の通称。水戸黄門。
こう‐ゆうい【康有為】
[1858〜1927]中国、清末の思想家・政治家。南海(広東省)の人。号は長素。光緒(こうしょ)帝の信任を受け変法自強策を唱えたが、西太后らの反撃で失脚し、日本に亡命。孫文らの革命派と対立した。...
こひつ‐りょうさ【古筆了佐】
[1572〜1662]桃山時代から江戸前期の古筆鑑定家。古筆家の祖。近江(おうみ)の人。本名、平沢弥四郎。出家して了佐。近衛前久(このえさきひさ)・烏丸光広(からすまるみつひろ)に古筆鑑定を学ぶ...
こふう【胡風】
[1904〜1985]中国の文芸評論家。湖北省の人。本名は張光人。日本へ留学後帰国し、左翼文学運動で活躍。中華人民共和国成立後、批判されて投獄されたが、1980年名誉を回復。フー=フォン。
こま‐きゅうい【古満休意】
[?〜1663]江戸初期の蒔絵師。古満家の祖。徳川家光に召されて、江戸城紅葉山の仏殿の蒔絵を担当。精妙な研ぎ出し蒔絵に特色がある。
ごう‐よしひろ【郷義弘】
鎌倉末期の刀工。越中の人。義広とも記す。通称、右馬允。正宗十哲の一。吉光・正宗と並び、三作と称される。生没年未詳。
ごこうごん‐てんのう【後光厳天皇】
[1338〜1374]北朝第4代天皇。在位1352〜1371。光厳天皇の第2皇子。名は弥仁(いやひと)。南北朝の和議が破れ、後村上天皇の吉野遷幸に伴い、足利尊氏(あしかがたかうじ)・足利義詮(よ...
ごこまつ‐てんのう【後小松天皇】
[1377〜1433]第100代天皇。在位1382〜1412。北朝の後円融天皇の皇子。名は幹仁(もとひと)。元中9=明徳3年(1392)南北朝の合一がなって南朝の後亀山天皇から神器を継承。称光天...
ごさい‐てんのう【後西天皇】
[1638〜1685]第111代天皇。在位1655〜1663。後水尾天皇の第7皇子。名は良仁(ながひと)。初め高松宮を継いだが、後光明天皇に皇嗣がなかったために即位。和歌にすぐれ、歌集「水日集」...
ごふしみ‐てんのう【後伏見天皇】
[1288〜1336]第93代天皇。在位、1298〜1301。伏見天皇の第1皇子。名は胤仁(たねひと)。足利尊氏(あしかがたかうじ)六波羅攻略のとき、花園上皇・光厳天皇らと東国へ逃れようとしたが...