くにかね【国包】
[1592〜1665]江戸初期の刀工。仙台の人。山城大掾(やましろのだいじょう)を受領し、後年は用恵と号した。
くにさだ【国貞】
江戸初期の刀工。日向(ひゅうが)の人。本名、藤原国貞。和泉守(いずみのかみ)。京都一条堀川の国広の門人。生没年未詳。 ⇒歌川国貞(うたがわくにさだ)
くにむね【国宗】
鎌倉中期の刀工。備前道宗の孫、初代国真の子。通称備前三郎。京都を経て鎌倉に定住。新藤五国光はその弟子という。生没年未詳。
くびきり‐あさえもん【首斬浅右衛門】
江戸時代、将軍家の刀剣の試し斬りと処刑の執刀を世襲して行った山田浅右衛門の通称。
げんぼう【玄昉】
[?〜746]奈良前期の法相(ほっそう)宗の僧。大和の人。俗姓、阿刀(あと)氏。霊亀2年(716)入唐し、天平7年(735)帰国。橘諸兄(たちばなのもろえ)のもとで吉備真備(きびのまきび)ととも...
こてつ【虎徹】
[?〜1677]江戸前期の刀工。近江(おうみ)の人。甲冑(かっちゅう)師であったが、江戸に出て作刀に専念。数珠(じゅず)刃とよばれる刃文の作風を代表し、切れ味は鋭く、新刀第一の名工といわれた。長...
ご‐かじ【五鍛冶】
京都に在住した五人の刀工。丹波守吉道・近江守源久道・近江守一竿子(いっかんし)忠綱・伊賀守来金道・信濃守源信吉。
ごみ‐やすすけ【五味康祐】
[1921〜1980]小説家。大阪の生まれ。「喪神(そうしん)」で芥川賞受賞。「柳生武芸帳」などで剣豪小説ブームを起こした。他に「二人の武蔵」「一刀斎は背番号6」など。
ささき‐がんりゅう【佐々木巌流】
[?〜1612]江戸初期の剣客。通称、小次郎。越前の人といわれ、長刀による燕(つばめ)返しの剣法を発案。宮本武蔵と巌流島で闘い敗死。
さだとし【定利】
鎌倉中期、京都の刀工。三条系の流れをくみ、綾小路に住んだ。生没年未詳。