みき‐ぶきち【三木武吉】
[1884〜1956]政治家。香川の生まれ。衆議院議員を長く勤め、第二次大戦後は日本自由党の結成に参画。日本民主党を結成し、鳩山内閣の実現に尽力。のち、自由民主党の結成を推進。
みずかみ‐つとむ【水上勉】
[1919〜2004]小説家。福井の生まれ。幅広い題材と、弱者に向けられた温かいまなざしで数多くの作品を執筆し、昭和を代表する人気作家となった。人物評伝でも実力を発揮し、映像化された作品も多い。...
みずの‐ひろのり【水野広徳】
[1875〜1945]海軍軍人・軍事評論家。愛媛の生まれ。日露戦争の日本海海戦を描いた戦記「此一戦」で知られる。のちに人道的反戦思想に転じ、退役後は軍縮運動に尽力した。
みやこのにしき【都の錦】
[1675〜?]江戸中期の浮世草子作者。大坂の人。本名、宍戸光風。通称、与一。西沢一風の助力を得て、「元禄大平記」「沖津白波」などを発表した。
みやたけ‐がいこつ【宮武外骨】
[1867〜1955]ジャーナリスト・文化史家。香川の生まれ。本名、亀四郎。大阪で「滑稽新聞」を発行、風俗史・政治裏面史で多数の著作を残した。東大の明治新聞雑誌文庫主任として同文庫の充実に尽力。...
むろい‐みつひろ【室井光広】
[1955〜2019]小説家・文芸評論家。福島の生まれ。図書館司書や予備校の講師を経て文筆の道に入る。「おどるでく」で芥川賞受賞。他に小説「猫又拾遺」「そして考」「あとは野となれ」、評論に「零の...
メシア【Messiah】
《ヘブライ語で、聖油を注がれた者の意。「メシヤ」とも》旧約聖書では、超人間的な英知と能力をもってイスラエルを治める王をいい、新約聖書では、イエス=キリストをさす。救世主。メサイア。
メランヒトン【Philipp Melanchton】
[1497〜1560]ドイツの人文主義者・神学者。ルターの宗教改革運動の最大の協力者として、プロテスタント教義の体系化に寄与。著「神学綱要」「アウクスブルク信仰告白」など。
メーヌ‐ド‐ビラン【Maine de Biran】
[1766〜1824]フランスの哲学者。本名、フランソワ=ピエール=ゴンティエ=ド=ビラン(François Pierre Gontier de Biran)。観念学派から出発し、主意主義に進ん...
もとだ‐ながざね【元田永孚】
[1818〜1891]漢学者。肥後の人。号、東野。明治維新後、宮内省に出仕して明治天皇の侍講を務め、枢密顧問官となり、教育勅語の草案作成に尽力した。著「幼学綱要」など。