エリウゲナ【Johannes Scotus Eriugena】
[810ころ〜877ころ]アイルランド生まれの神学者・哲学者。スコラ学の先駆者。新プラトン学派の流れをくみ、中世神秘主義に影響を与えた。著「予定論」「自然区分論」。
ケッペン【Wladimir Peter Köppen】
[1846〜1940]ドイツの気候学者。ロシア生まれ。植物分布と気候との関係を研究し、世界の気候帯区分を提唱した。→ケッペンの気候区分
しんめい‐まさみち【新明正道】
[1898〜1984]社会学者。台北の生まれ。東北大教授。社会の形式と内容との区分を克服した行為連関を主要概念とした総合社会学体系を樹立。著「社会本質論」「社会学史」など。
はら‐かつろう【原勝郎】
[1871〜1924]歴史学者。岩手の生まれ。京大教授。日本中世史研究の開拓者で、鎌倉時代から戦国時代を中世として区分したことで知られる。西洋近現代史研究にも力を注いだ。著作に「日本中世史」「東...
ピレンヌ【Henri Pirenne】
[1862〜1935]ベルギーの歴史家。民族の大移動をもって古代と中世とを分ける伝統的時代区分に対し、イスラムが地中海を制覇した8世紀中葉以降に真の中世が始まるとする、いわゆる「ピレンヌ‐テーゼ...
ヨアキム‐デ‐フローリス【Joachim de Floris】
[1135ころ〜1202]イタリアの神秘思想家。シトー会修道士。世界の歴史を父・子・聖霊に対応する三つに区分、1260年に第三期が始まるとする千年王国思想を説いた。